2019年5月2日木曜日

TRPGと役割分担

ログホライズンTRPGのような極端な役割分担は個人的にはTRPGに向かない(というかMMOでも向かない)と思うのですよね。
これは前にも書いたように

「作業効率の最大化≠全員の満足度の最大化」

といえるからだと思います。
たぶんこれはゲームに限らず普通の仕事でも言えるのじゃないかなと。

 大企業ともなると無理でしょうが、小規模の店なら全従業員に一通りの作業を覚えさせたうえで、役割を与えたほうが従業員が何らかの理由で欠けた場合にサポートできるのでリスク回避にもなりますし、自分の役割の重要性も判りますし、仕事の満足度も上がると思います。
 役割分担が明確になる事はそれぞれが責任を負って使命感を得るという点では役立つのですが、それ故に責任が重くなって辛くなりやすいというところもあります。人間そんなに精神的に強い人ばかりではないのでその責任の重さゆえに嫌気がさして止めてしまう人がいるリスクを考えれば、いざとなれば他の人がサポートしてくれると思えるならもっと多くの人が実力を発揮できるように思えます。
 精神的に強い人からすればそれは「甘えだ」と言いそうなのですが、そんな強靭な精神の持ち主しかいないなら鬱になる人はいないでしょうから。

 ちなみに大きな組織ともなると役割分担をある程度しておかないと「自分がしなくても誰かがやれば良い」という感覚に陥って作業効率が悪くなるという問題があります。従って、全員が一通りできるようにしてサポートするという考えは家族や小規模店舗、会社での作業チーム、そしてTRPGなら6人以内のパーティくらいの規模でないと難しいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿