2019年5月26日日曜日

ゴブリンスレイヤーTRPG入門者ガイド 5 (キャラクター作成 職業④)

9/24加筆

「魔術師」
 真言呪文を使用する魔法使いです。全魔法使い系職業の中で最も多い50種類から呪文を選ぶのですが、実際に選べるのは魔術師レベル+αと限られるので非常に悩ましいです。
 上手く使うことで状況を劇的に変えることが出来る便利系呪文が多いものの、呪文の使用回数が非常に回数が少ない上に選択した呪文が状況にジャストフィットする事は珍しいので、便利呪文が大活躍することは多くないのが実情です。
 キャラクター作成時点で一つは攻撃呪文か攻撃補助呪文を習得した方が良いでしょう。(かといってTRPGは戦闘だけはでないので戦闘用呪文ばかり習得しても活躍できるとは言えませんが…)
 個人的には《火球》(および同様の範囲攻撃呪文)は最初からでなくても良いですが、特に他に精霊使いや竜司祭がいない場合は早めに習得すべきだと思います。単体攻撃呪文は専業の場合は欲しいですが、戦闘系職業と兼業している場合は無くても問題ないでしょう。
 魔術師が前に出て戦う必要はないと思いますが、戦闘中にやることが無くて突っ立っているくらいなら射撃や投擲でモブ1体でも片づけましょう。呪文を使用しないラウンドに射撃や投擲をする事があるのと非戦闘時の出番を増やすという事から斥候や野伏をサブで習得しておくと活躍機会が増えます。

魔術師と相性の良い職業:斥候、野伏


「精霊使い」
 自然の精霊の力を借りて呪文を行使する魔法使いです。
 基準とする判定能力値や使用できる呪文内容こそ違いますが、魔術師と役割はかなり似ており、習得する呪文は便利呪文+攻撃呪文or攻撃補助呪文といった構成になると思います。
 魔術師でも言ったように中レベル以上では範囲攻撃呪文が欲しいので、《石弾》がなかなか使いが手良さそうな感じです。ただし、《石弾》は対象が『全て』ではないので無差別に攻撃が当たってしまいます。その点は注意。
 これまた無差別範囲呪文ですが《酩酊》も一発逆転呪文です。この呪文は呪文抵抗ではなく、「怪物の知能による達成値」で抵抗するため、低レベルで且つ知能の低い怪物には非常に有効です。この呪文は攻撃呪文ではないので【護衛】でかばうことも出来ない強力な無力化呪文と言えます。
 精霊使いも魔術師同様で、戦闘中にやることが無くて突っ立っているくらいなら射撃や投擲でモブ1体でも片づけましょう。
 基本的には魔術師同様に斥候や野伏と相性が良いのですが、精霊使いの職業レベルを【第六感】の判定に加えられるので斥候や野伏と被ってしまうところが多少あります。他に斥候や野伏の専門職がおり、戦士や武道家が足りない場合は武道家と兼業するというのもありです。

精霊使いと相性の良い職業:斥候、野伏



 このゲームでは非常に強力な呪文に混じってフレーバーテキスト的な呪文があちこちに見られます。一般的には嫌われがちな口プロレスですが、アイデアとそれに見合った効力値を示すことでルール的に認めているような感じです。
 もちろんGM判断ですし、判定前にその使用法が有効かどうかGMも示すべきでしょうが、非常に少ない習得呪文と呪文使用回数というリソースを使うわけですから、フレーバーテキストな呪文の口プロレス的な使用法は(シナリオが崩壊しない程度に)認めていいのじゃないかと思います。
 

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