2019年5月23日木曜日

ゴブリンスレイヤーTRPG入門者ガイド 2  (キャラクター作成 職業①)

9/24加筆

 このゲームのキャラクター作成方は2つあり、サンプルキャラクターをキャラクターシートに写すだけの簡単作成と、0からキャラクターを作成する通常作成があります。
 時間が無い場合や、とりあえずどんなゲームか知りたい場合は簡単作成でまず遊んでみると良いでしょう。

 通常作成ですが、実の所このシステムの場合、各所かなり親切に書かれているのでわざわざ説明するところがあまりありません。
 とりあえず、8つの職業について解説します。
 キャラクターはこれら8つの職業を1つだけでなく複数組み合わせて習得できます。ただし、神官と竜司祭はいずれか一方しか習得できません。


 戦闘系職業のうち最も前衛向きなのが戦士と武道家です。実は斥候も低レベルでは戦士や武道家とほぼ同じように戦うことができてしまいます。斥候との差がつくのは少しレベルが上がってからで、戦士も武道家ともに装備を整え技能を習得することで真価を発揮する職業のため大器晩成型とも言えます。

「戦士」
 近接戦闘に特化した職業で、最も多くの武器・防具を装備することが出来ます。ただし、遠隔攻撃能力がない(行動自体は可能ですが戦士レベルを足せません)ので投擲や射撃をしたい場合は野伏や斥候レベルも上げておく必要がありますが、今度は重い鎧を着られなくなるので戦士の能力が十分生かせなくなる可能性もあります。
 戦士の主な役割は、戦闘中に「モブを速やかに殲滅する」「強敵を自分に引き付ける」「敵が後衛に向かうのを阻止する」「仲間への攻撃を庇う」です。
 特にパーティ人数が多く、他に武闘家がいる場合はモブの掃討の役割を担うと良いでしょう。モブは攻撃も回避も生命力も高くないのですが、ただそこにいるだけでボスが強化されるので危険な存在です。範囲攻撃呪文で倒しきれなかったり、増援が来た場合は戦士が何とかしないといけません。
 剣・斧・槍は技能を習得することで強くなる武器なのでレベルが上がるまでは扱いづらいのですが、技能を取得すればその真価を発揮できます。ただし、キャラクター作成時では命中の高い武器(命中修正が+0か+1)を持つことをお勧めします。格好つけるとゴブリンに攻撃が当たりません

 後衛の術者や遠隔攻撃の殲滅力が非常に高いパーティ構成の場合、どうしても飛び道具を持たない専業戦士の出番が少なくなりがちです。この場合は専業戦士に固執せず、鎧が軽鎧なら野伏かいずれかの術者、重鎧なら神官か竜司祭の職業と兼業し、敵と離れていても出来る行動を確保した方が良いと思われます。
 また、戦士の職業レベルは移動妨害判定に加えられるという固有の能力があるものの、戦闘以外では筋力系の判定のみで運動系・技術系・知覚系・教養系の判定には加えられずに活躍機会が少ないという事もあるので、戦闘以外での出番を考慮した場合も兼業した方が良いと言えます。

 戦士(及び前衛職)の装備スタイルは以下の4パターンです

①片手武器+盾+軽鎧(もしくは布鎧)
 敵の攻撃を武器や盾で受け流しながら戦うスタイルです。純粋な戦士としてややパンチ力不足なので、精霊使いや魔術師を組み合わせた魔法戦士や斥候で戦うキャラクター向けです。
 キャラクター作成時点では所持金も技能も満足にないので大抵このスタイルになります。今後どの方向性に進めるかをパーティ構成を見ながら考えると良いでしょう。

②両手武器(または二刀流)+軽鎧(もしくは布鎧)
 回避能力はあるので、ボスを引き付けつつ武器で受け流して高い攻撃能力で取り巻きの殲滅を目指すスタイルです。【薙ぎ払い】や【二刀流】によって同時に複数のモブを倒します。
 野伏と組み合わせる場合はこのスタイルが向きます。
 また、大半の武闘家もこのスタイルになります。

③片手武器+盾+重鎧
 盾受けと鎧の防御能力でモブの攻撃を弾きながら着実に倒すスタイルです。さすがにボスの攻撃は貫通してくるので、回避が高い人が他にいるならその人に任せた方が良いかもしれません。持久戦に向きますが、自身の攻撃力もやや控えめです。特に低レベルでは盾受けが優秀なので【挑発】や【護衛】を習得すると良いでしょう。高レベルでは【盾】【鎧:重鎧】でより硬くしておくと良いです。
 神官や竜司祭と組み合わせた神官戦士にも向きます。

④両手武器(または二刀流)+重鎧
 敵の攻撃は鎧で耐えつつ、高い攻撃力で力任せに敵を倒すスタイルです。モブの攻撃でも貫通する可能性があるので短期決戦で勝負します。
 モブ掃討向きなので【薙ぎ払い】や【二刀流】を極めましょう。
 専業戦士向きですが、神官や竜司祭と組み合わせるのも良いでしょう。

戦士と相性の良い職業:野伏、神官、竜司祭


「武道家」
 高い命中と回避性能、技能を駆使して強敵とのタイマン勝負に向く前衛です。支援効果のついたボスの攻撃能力は極めて高く、下手に喰らうと数発で死亡してしまうため回避で避け切らないと危険です。
 戦士同様に挑発で1体は引き付けられるのですが、戦士と違い移動妨害判定にボーナスがないので知能のある複数のモブ相手だと素通りされる可能性があります。
 戦士用の武器に比べ武道家用の武器は命中が高く性能も優秀なので、素早くボスの取り巻きを倒しましょう。
 鎧は全職業で一番薄いので、消耗して回避できなくなるとかなり危険なのは注意すべき点です。盾は大篭手のみ装備できますが、硬い鎧を装備できなことを考えるとできるだけ回避した方が賢明でしょう。
 多くの攻撃呪文は装甲値で軽減できるシステムのため、回避できない呪文に対してはやや苦手な職業とも言えます。

 武道家は戦士と異なり投擲武器が使用できるので、出来るだけ投石杖などの飛び道具を持つようにしたほうが良いでしょう。
 戦士よりは技能判定に職業レベルを加えられる判定は多いものの武道家の職業レベルが戦闘以外で活躍する場面はそれほど多くないので、野伏や術者系職業をサブで取得すると活躍機会が増えるかもしれません。
 【発勁】【鉄の拳】といった武道家専用技能を習得すると特徴を発揮できます。蜥蜴人であるなら【竜の末裔】も有効です。

武闘家と相性の良い職業:野伏、神官、竜司祭、精霊使い、魔術師
 

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