2020年12月28日月曜日

視覚的情報

 この話我々の業界でも良くある事なんですよね。

 庭に植える下草類も生産しているので、ガーデナー(庭を創る人)の方とも何人か取引ありますが、庭づくりで稼いでいる人は絵を描けるんですよね。農業系の大学ではなく、美術系の大学を出ています。現実として植物に対する知識を全く持っていない素人でも美術的センスがあれば仕事がとれてしまいます。

 専門的な知識を持たないお客に商品をイメージさせるのには、声や文章でなはく絵という視覚的な情報を提供するというのが短時間でイメージをさせやすいので上手くいくのではないかなと思います。

2020年12月26日土曜日

理解と共感

  理解するのと共感するのは全く別次元の話で、理解したからと言って共感する必要はなく、かといって共感できないものに対して理解しようとせずに耳を塞ぐというのは大きな問題を孕んでしまいます。

 例えば夫婦の間で趣味が全く違っていたとします。共感する必要がないのでお互いの趣味を合わせる必要は無いのですが、理解していないと間違いなく喧嘩になってしまいます。理解していればお互いが全く違う趣味をして、それに(常識の範囲内で)時間やお金を使っていても干渉しないだけの話で揉め事にはならないのです。

 理解するというのは、自分に直接的に問題がない限り相手を尊重するというだけの事です。


2020年12月25日金曜日

邪道がいて王道が成り立つ

  M-1で「漫才か漫才でないか」みたいな話が出ていますが、まぁ細かいところはどうでもよくて、趣味や娯楽の業界には業界ごとに必ず王道と邪道があって、多数派の人が良いという王道と一部受けだが際立って才能を見せる邪道が両方あって初めて一つの趣味や娯楽というのが成立するものだと思います。

 邪道というとなんか変な言い方ですが、やはり一般受けはしないが一部の人には大受けするというものは必ず存在します。しかも、この存在はその趣味や娯楽を大きく発展させる可能性持っている場合があります。一方で王道というのは安定ですが、進化を止めて固定観念化して衰退させる性質もあるので、これに依存するようになるとダメだったりします。

 実際、長年バラを生産販売しているので感じるのですが、爆発的に売れる品種というのは飽きられ易いので長続きし難く、そこそこ人気がある品種は売れ続けるがそればかり生産すると嫌われて売れなくなり、あまり売れないけれどアクセントとして作らないといけないイレギュラーも存在します。10年以上売れ続けるロングセラー商品は、その品種が発表された当初は「こんなもの売れない」などと馬鹿にされたような品種も結構あります。いわゆる時代が追いついたという現象です。

2020年12月22日火曜日

ヌートリア捕獲作戦

  そういえばヌートリア捕獲作戦がようやく終了しました。

 結局捕獲できたのは7匹。最後の1匹は非常に賢く、偶然罠の扉が閉まって罠にかかったものの罠のニンジンは半日間は目の前にぶら下がったまま食べませんでした。

 ヌートリアも個体にによってはかなり性格も賢さも違うようです。

2020年12月21日月曜日

ルールの穴を突く行為を何故してしまうのか

  自分が学生時代のTRPGというと「ルールの穴を突く行為」というのは頻繁に行われていて、まぁ…自分もそれに近い事をしていた経験もあるので否定は出来ないです。

 そもそも、こういう行為が起きるのはGMが用意したシナリオのバランスに問題があります。多くの場合、GMが無理難題を用意して「ルールの穴を突く行為」をしなければPLが満足するようにシナリオを達成できないものを用意するようになってしまうために、ますます過激になってしまいます。

 特に問題が起きやすい事例として、GM側にダンジョン作成ルールやモンスター作成ルールといったルールが存在すると、「ルールの穴を突く行為」がより発生しやすくなります。本来、シナリオのバランスはGMが責任を負って調整するものだと思いますが、こういったGM側にルールが存在するとルールを盾に自分が責任を負わないという事が起きやすくなります(既成品のシナリオでもこういった問題は起きます)。

 「ルールの穴を突く行為」というのは現在はどちらかというと嫌われる傾向にあるのですが、TRPGが真剣勝負であったからこそであり、余裕がなかったから起きたのです。心の余裕というか、慣れ合いというか、プロレスが許される環境を構築するというのが「ルールの穴を突く行為」を減らす方法でもあります。「ルールの穴を突く行為」に対して手応えが無ければその行為を快感に思わなくなるからです。


 現代社会でも「ルールの穴を突く行為」というのが横行していたりするのは、社会全体が生活に余裕が無いから起きやすいと言えます。もちろん、余裕があっても「ルールの穴を突く行為」を好む人がいるのは確かですが、自分の心に余裕があればいちいち目くじらを立てる必要が無くなるのです。

2020年12月19日土曜日

ゴブリンスレイヤーTRPG 上級ルールの発売予定

 ゴブリンスレイヤーTRPGの上級ルールの発売が決まったみたいですね。

 追加種族、追加技能、新呪文系、高位呪文などがあるみたいです。

 地味ですが属性別痛打表や基本ルールの補足なども個人的には注目。文章からして状態異常も「○○状態」という形で整理されているように見えます。また、物理攻撃の属性周りはバランス調整が(たぶん)入ると思います。誤植やエラッタの報告の際にいくつかアイデアも送っているので調整上の助けになってくれていれば。

 怪物作成ルールは少々危険な予感が…D&D3e系の悪夢再びになりかねないので。モンスター作成というのはPLとPCの能力の把握をした上でのGMのゲームセンスを問われるものなので。怪物能力のサンプルの羅列で十分だと思いますが。

 実際に発売されたら、サプリメントの内容の解説や補足をしたいと思います。原則的には基本ルールだけで遊ぶというのが今の自分の傾向ですが、このシステムの場合は基本だけでは不完全なところがあるので仕方がないところがあります。

2020年12月17日木曜日

SagaシリーズとD&D その2

  河津さんのD&Dに関する発言に対して、海外のファンが5版は遊んだことあるのかな、と聞いたので河津さんは持ってないからアマゾンで買おうとしたら、ホビージャパンが日本語版を提供しますよという話になってますね。

 河津さんが5版を遊ぶ機会はなかなか難しいとは思いますが、AD&D1stからD&D5eではかなりゲームの方向性も変わってますので、今のD&Dの方向性を知るのは制作活動に大いに刺激になるかなと思います。

 こういう話をきっかけに河津さん監修のD&Dのコンシューマゲームとかできたらぜひ遊びたいですねー

2020年12月16日水曜日

SagaシリーズとD&D

  前々から河津さんはTRPGからRPGに入った人という話は聞いていましたが、今回の映像でやはりD&D(AD&D)の人なんだなという事がはっきりしました。

 自分の所有物らしいですが、物凄くきれいなので驚きです。正直、自分の手持ちのルールブックは結構使いこんで傷んでいるものも多いんですよね…

 サガシリーズにはD&D(及びAD&D1st)が元となっていると考えられる事例が数多く見られます。

・ビホルダー、リッチ、ティアマットなどのモンスター名

・フレイムタン、アイスブランド、サンブレードといった武器名

・Saga、SaGa2、サガフロンティアのような多元世界の概念

・ロマサガ1やサガスカのような多数の神格の世界観

・アンサガのゲームシステム


 そういえば自分はD&D3.5e時代にロマンシングサガ・ミンストレルソングを題材としたマルディアスのキャンペーンセッティングを自作してロマサガキャンペーンのDMをしていたことがあります。

 展開的にはフロンティア出身の冒険者達一行が人探しを依頼された黒髪の少女の体に闇と魔術を司るシェラハを降臨させて復活させようと目論む女神官(実はキャンペーン序盤にPC達一行がフロンティアから南エスタミルに旅立つ際に街道の旅の護衛の依頼をされた老婆)を追い、エスタミルの下水道からつながるシェラハ信者のアジトへ向かうという話であったと記憶しています。ルールはそれ以前数年間が高レベルキャンペーンをしていてサプリゴテゴテに飽きていた時期なであったこととD&D3.5eの経験がほとんどないメンバーがいたことから、基本3冊のみでUnearthed Arcanaというハウスルールを集めたような未訳サプリを参考に作ったと思います。

 おそらく、このころから自分が使用ルールは出来るだけシンプルに、世界観に合わせてルール自体調整すればよい、みたいな考え方に変わったのだと思います。

2020年12月13日日曜日

Cyberpunk 2.0.2.0.

  最近Cyberpunk 2077が発売されてふと思い出したのですが、参考となっているCyberpunk 2.0.2.0.って今年の設定なんですよね。

 一度だけプレイヤーで遊ばせてもらったのですが、バランスはあまり良くなかったような。N◎VAの原型となったシステムでもありますが、テンプレートですらドラッグでブーストするPCとかいたので結構ヤバい設定だった記憶があります。

 オリジナルは1993年出版ですが、自分がプレイしたのは2000年頃だったので遊んだ当時でも既に携帯電話は技術が追い越していたと思います。


2020年12月12日土曜日

Go to …

  covid19の影響は間違いないのですが、インバウンドへの依存が高すぎた観光や外食産業は一時しのぎのGo toキャンペーンで立ち直れるとは到底思えないのですが、どうなのでしょうかね。

 例えば、外食米の需要が極端に落ち込んで米が余っているみたいですが、米は家庭でも食べているので日本在住の人だけなら食品ロス分程度で大して変わらないはずです。しかし現実にはかなり余っているというのは外国人観光客の分が単純に減っているからなのかなと思います。実際、外食米はcovid19の問題が出る直前までは足らずに輸入米で補っていたという状況です。外食米を扱っていた人の話では国産の外食米は全然足りていなかったらしいですし。(これは作況指数の調査実態を知ると理由が判ります。)

 インバウンドは当面期待できないので内需に頼らざるを得ないのですが、いつまでもGo toのような補助金依存の経済が続けられるわけもありません。効果がないわけはないでしょうが、インバウンドに依存したこの10年間のようなバランスを簡単に取り戻せるとは考えられません。ある程度は淘汰されるのも仕方がないとは思います。

2020年12月11日金曜日

歴戦のヌートリア その2

  少なくともあと1頭は確認できるのですが、これが相当の切れ者のようです。

 普通は危険を避けて夜に行動をするためにけもの道に仕掛けると罠に引っかかるのですが、最後に残った個体は夜活動せずに昼間に活動します。しかも罠の籠の中に撒き餌を仕掛けて置いたら、自ら罠の籠の中に入って撒き餌だけを選んで食べて退散するらしく、罠を認識して罠餌を残しているようです。

 賢すぎる…

2020年12月10日木曜日

ヌートリア退治

  あれからさらに2頭捕まえて合計5頭確保。

 ですが、まだ撒き餌が食べられるのが続いているのでまだいるようです。一般には家族でいるのですが、一体何頭いるのか…

2020年12月7日月曜日

野菜の大暴落

  今年は好天と温暖な気候で野菜が成長しすぎて生産調整(畑でそのまま廃棄)になっている作物が結構あるみたいです。

 我が家も例年はこの時期に少しネギを出荷してますが、今年は出荷する材料がなかったのでむしろ助かりました。野菜の値段より出荷する箱の方が高いなんて事になりますからね…

 よく、大量廃棄がニュースになると「もったいない」という声がでますが、もったいないと思うなら正規の価格で買ってください、としか農家の立場からは言えません。野菜を収穫するのにも、箱に詰めるのも、運ぶのもお金がかかります。慈善事業ではなく、仕事で野菜作っているのですから、利益が出ないどころか損してやることは出来ません。特に近年の農家は大規模化して人を雇用して経営している方が多いので余計に言えます。

 ちなみに、余っているからと言って近所の人にタダであげるのも生産農家はやってはいけません。自分の首を絞めることになるので。

2020年12月6日日曜日

歴戦個体のヌートリア

  先日から家庭菜園(&商品のバラ)がヌートリアの被害を受けていたので市に依頼して猟友会の方に罠をかけてもらっていたのですが全くかからず、罠の位置を変えてもらったら3日続けてヌートリアが罠にかかったものの、罠をかけてもらう前に取り逃がした歴戦個体のヌートリアは一向にかからず。罠の檻に入りきらないくらいの巨大なヌートリアなので多分捕まえるのは難しいのですが。

 ヌートリアは前歯が強力なので下手に手を出すと指を食いちぎられかねないので素人が戦うものではないです。取り逃がした歴戦個体のヌートリアは10年近くは生きているであろう個体でしっぽの先までだと1mはありました。さすがに歴戦個体ともなると、撒き餌だけ食べて罠の餌だけは全く興味を示さないようです。ニンジンが大好物なので、家庭菜園のニンジン畑は一晩で全滅してしまいます。ちなみにニンジンの葉は食べないのでニンジンを引っこ抜いて根っこだけ食べます。

2020年12月3日木曜日

たまには仕事の話

  近年人気が出てきている樹木としてヤマコウバシという植物があります。このクスノキ科の植物でかなり特殊な性質を持っていて、雌雄異株なのに日本には雌しかないとのことです。その為、実は沢山生るのですが種のほとんどは不稔性で発芽能力がありません。ごく僅かに稔性のある種が2年かけて発芽します。詳しく調べていませんが、一般的には雌雄異株だからといっても雌木に雄花が咲くことはあるので、僅かな雄花によって少しは稔性が出来るのだと思います。

 非常に稀にしか発芽しないのになぜ絶えないのかというと、この植物は他の植物と比べても極めて生存能力が高いので、発芽してしまえば高確率で成木になる事が出来ると考えられます。色々な木の苗を畑に植えていますが、これほど丈夫な木はあまり見たことがないくらい非常に生存能力が高いです。厳しい環境でも枯れにくく大きくなりすぎないので、今後雑木の庭の庭木としても非常に有望です。

 多くの植物は下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるで大量の種をばら撒いて発芽した中で生き残ったものが次の世代となるというのが普通なのですが、ヤマコウバシのように少数精鋭の代わりに高い生存能力によって世代交代をする植物が稀にあります。

 商業的な問題としてはそういう植物は基本的に発芽能力が極端に低いため、人間が管理しても量産する事が難しいという事です。