2020年12月25日金曜日

邪道がいて王道が成り立つ

  M-1で「漫才か漫才でないか」みたいな話が出ていますが、まぁ細かいところはどうでもよくて、趣味や娯楽の業界には業界ごとに必ず王道と邪道があって、多数派の人が良いという王道と一部受けだが際立って才能を見せる邪道が両方あって初めて一つの趣味や娯楽というのが成立するものだと思います。

 邪道というとなんか変な言い方ですが、やはり一般受けはしないが一部の人には大受けするというものは必ず存在します。しかも、この存在はその趣味や娯楽を大きく発展させる可能性持っている場合があります。一方で王道というのは安定ですが、進化を止めて固定観念化して衰退させる性質もあるので、これに依存するようになるとダメだったりします。

 実際、長年バラを生産販売しているので感じるのですが、爆発的に売れる品種というのは飽きられ易いので長続きし難く、そこそこ人気がある品種は売れ続けるがそればかり生産すると嫌われて売れなくなり、あまり売れないけれどアクセントとして作らないといけないイレギュラーも存在します。10年以上売れ続けるロングセラー商品は、その品種が発表された当初は「こんなもの売れない」などと馬鹿にされたような品種も結構あります。いわゆる時代が追いついたという現象です。

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