2019年5月25日土曜日

ゴブリンスレイヤーTRPG入門者ガイド 4 (キャラクター作成 職業③)

9/24加筆

 魔法遣い系全般に言えることですが、このシステムでは習得呪文数は職業レベルごとに1、使用回数は初期で1日0~3回(技能を習得した最高レベル術者でも最大で5~8回)で、専門術者でも手軽に呪文を使用できるシステムではありません。一般的なファンタジーRPGでは最初は数回しか呪文を使えなくても高レベルになれば有り余るほど使用できるものが殆どですので、いつになっても呪文が手軽にならない、かなり特異的なシステムと言えます。
 それ故、どの呪文を習得するか、そして限られた呪文をどのタイミングで使用するかをかなり慎重に選択しなければいけません。呪文の効果は劇的で、戦況を逆転できるほどの能力を持っていますが、数時間かかるTRPGの1ゲーム中に数回しか見せ場が無いので、専業術者はかなり遊び難いと思います。できる事なら戦士、武闘家、斥候、野伏のいずれかの職業をサブとして習得し、呪文を使用しなくても最低限戦えるようにしておくことをお勧めします。
 

「神官」
 神を信仰する聖職者です。全般に治癒と防御系の呪文を得意としています。5つの神から信仰する神を選択しますが、信仰する神によって選択できる呪文もかなり違うので、習得したい呪文がある場合は十分検討して選んだ方が良いでしょう。もちろん、イメージ重視で教義で選んでも問題はないです。
 とりあえず最初は《小癒》の呪文をお勧め。回復が十分でないこのゲームでは貴重な回復手段だからです。特に痛打で発生する「骨折」を治療できるのが大きいです。強敵が出るなら確実に出番のある呪文と言えます。
 能動的に呪文を使う事が少ないため他の術者と比べ専業になるとやや出番が少なくなりがちです。《聖撃》《戦槍》などの攻撃呪文に加え、《祝福》や《聖壁》といった呪文維持が必要な呪文も活用しましょう。
 兼業する場合は鎧が着られるので戦闘系職業の中では戦士との相性が特に良いです。もちろん、武闘家、斥候、野伏と組み合わせても問題はありません。
 ただし、戦士と兼業する場合は飛び道具が無いので、《聖撃》などの攻撃呪文を習得すると欠点を補えます。

神官と相性の良い職業:戦士


「竜司祭」
 竜を崇める聖職者です。神官か竜司祭かいずれか片方しか習得できません。
 神官と非常に似た職業ですが、習得できる呪文がドラゴンにまつわる呪文で、神官に比べ自己強化呪文を得意としています。竜牙兵と呼ばれる兵士を操ることも出来ます。
 実は攻撃呪文もなかなか強力で、癖はあるものの万能です。
 専業の場合は《竜牙兵》を習得しておくと壁役・荷物持ち・先行偵察用など何かと役立ちます。
 兼業する場合は自分を強化する呪文が多いため、前衛の戦闘系職業を習得して前に出ると良いでしょう。
 鎧も着られるのですが呪文内容的に武闘家とも相性が良いです。

竜司祭と相性の良い職業:戦士、武闘家、斥候

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