剣が扱いづらい話はしましたが、さらには只人(いわゆる人間)が平均的な能力値とは言えないのでこのシステムは普通のファンタジーRPGの潜入観があるとかえって戸惑うような気もします。
種族的には…
只人(ヒューマ)
・全体的に器用貧乏(命中・回避の基準値が両方低い)
・持久力がある
・戦士(重戦士系)と魔術師向き
鉱人(ドワーフ)
・命中が高く優秀な前衛
・足が遅い
・呪文に対して弱い
・魔術師以外なら何でもOK
森人(エルフ)
・戦士系でも術者系でもOKだが耐久性に不安あり
・移動力はあるが持久力が低く、長期戦や強行軍に向かない
・呪文抵抗は高い
・野伏と精霊使い向きだが戦士(重戦士)以外ならOK
蜥蜴人(リザードマン)
・戦士系でも術者系でもOKだがやや回避性能は低い
・足が遅い
・戦士(重戦士)や神官戦士向きだが移動ルールを厳密にするなら非常に足が遅くなるのが難点
圃人(レーア)
・敵の攻撃は避けられるが攻撃はあまり得意でない
・重鎧はほぼ着られないので前に立つなら武闘家や斥候の方が良い
・呪文抵抗は非常に高い
・術士なら魔術師以外を推奨
という事で只人は瞬間的な戦闘力としては特に強い訳でも万能という訳でもないです。
只人戦士で剣を持つのは命中が低いのを重ねることになるのでこのシステムでは全然標準的とは言えないような気がします。
もっとも、移動ルールを明確に適用すれば鉱人や蜥蜴人の足の遅さはかなり問題ですし、まともに鎧を着られない森人や圃人の前衛は雑魚の群れに襲われると結構危険なので単純に只人が弱いとは言い切れません。
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