2011年9月11日日曜日

Pathfinder初心者プレイヤーガイド -クラス編(ソーサラー)-

http://www29.atwiki.jp/prdj/pages/118.html

 ソーサラーは秘術使いの異能者というところか。ウィザードが知識と経験を積んで呪文を覚えるのに対し、ソーサラーは天性の才能や隔世遺伝などによって発現した特殊能力として呪文を使う術者だ。ウィザードと基本的に同じ呪文を使用するクラスだが、1日の使用回数が多く、あらかじめどの呪文を使用するか決めておくのではなくその場で決められる柔軟性の高い術者である。
 一番の問題は修得するレベルがウィザードより少し遅く、しかも修得できる呪文の種類が非常に少ない。ウィザードと違って選択した呪文を間違えたからといって次の日に変える事ができるわけでもない。下手をするとキャラクターを作った時点で活躍できるかどうかが決まってしまうこともありえる。キャラクター作成時の呪文の選択は非常に重要といえる。
 また、肉体的にはウィザードと同じで非力なので壁となる仲間が必要だろう。

能力値
最重要:【魅力】
重要:【敏捷力】【耐久力】
 基本的にはウィザードと同じ考え方でいい。ソーサラーの場合は才能で呪文を使用するため呪文を使用する基準値が【魅力】になっている。あとは同じ、イニシアティブのために【敏捷力】は欲しい。
 ソーサラーは肉体戦闘能力が上がるクラス能力もあるので、有効利用しようとすると【筋力】も上げたくなってしまうかもしれない。魔法戦士や上級職のドラゴンディサイプルを目指すならそれもありだが、前に立つ術者をつくるのでなければ考えなくてもいいだろう。

クラス能力
 6レベルまでの能力は、血脈の力、初級秘術呪文、《物質要素省略》、血脈の呪文、そして秘術呪文能力だ。
 ソーサラーはキャラクターを作成する時に、まず、その呪文能力がどんな力に由来するかを決める。選んだ血脈によって血脈の力と血脈の呪文を修得する。この血脈はデータ的な強さだけでなくキャラクターの方向性を決める重要な能力なので十分検討したい。ウィザードに近いものから、どうみても人を捨てているような異質なものまで様々ある。
 初級秘術呪文はウィザードと同じ。ただし、ウィザードは準備した0レベル呪文を好きなだけ使えるのに対し、ソーサラーは修得した全ての0レベル呪文を好きだけ使えるので、この能力はウィザードより優れているとも言える。
 《物質要素省略》は呪文を使用するとき、高価な物を除き、物質要素を必要としないという特技だ。普段は考えること無くてもよいが、非常時にはありがたい。
 秘術呪文は呪文リストは原則ウィザードと同じだが、キャラクター作成時に選択した呪文を準備することなく使用できる。ただし、修得呪文が多くないので、高レベルスロットで低レベル呪文をつかうこともよくあるだろう。

技能
 ウィザードと異なり【知力】は高くない上に、ウィザードと同じように基本の技能ポイントは少ないので多くの技能を選ぶことはできない。とりあえず必要なのは〈呪文学〉のほかは〈知識:神秘学〉や〈魔法装置使用〉くらいだろう。

特技
 基本的にはウィザードと同じように《イニシアティブ強化》や《戦闘発動》が欲しい。
 呪文修正特技も欲しいが、使用する際に呪文詠唱時間が長くなる(標準アクションなら全ラウンドアクションに、1ラウンド以上なら1全ラウンドアクションが追加で必要)ので注意が必要だ。非戦闘時に《呪文持続時間延長》を持続の長い支援呪文に使用して長時間効果を得るといったスタイルなら有効。
 ウィザード違うのは同じ呪文を連発できるので、遠隔接触呪文をメイン武器として、《近距離射撃》《精密射撃》を選択する射撃スタイルも向くところだろう。

装備
 単純武器に習熟しているので、ウィザードよりはましな武器が装備ができるが、大抵前線に出て戦うことはないのでウィザードと同じく最低限で十分だ。射撃武器も0レベル呪文すら効かないとき以外は使うこともないので、無くてもさほど問題ではない。
呪文構成要素ポーチは必須ではないが、物質構成要素でコストが必要な呪文があるのでそれらを入れる袋として一応持っていいたほうがよいだろう。

呪文
 修得できる呪文はほぼ同じだが習得呪文数が少ないので、ウィザードとは異なり特定の場面でとても有効な呪文より、どんな状況でもそこそこ安定した効果の得られる呪文を選びたい。使用タイミングがピンポイントな呪文や術者レベルがあまり関係ない呪文はスクロールやワンドで代用し、毎戦闘使うであろう攻撃呪文(ダメージ、非ダメージに問わず)や使用頻度の高い仲間の強化呪文を主体に覚えた方がいいだろう。プレイ環境によっては1戦闘1回の呪文や非戦闘呪文もワンドやスクロールで済ませてしまっても十分だ。

まとめ
 ウィザードと同じ秘術呪文使いだが、運用方法はかなり違う。どちらかというと、魔法砲台と割り切って、毎ラウンド呪文で攻撃するものだと考えてもいい。修得呪文以外もいろんな呪文を使うためにワンドやスクロールのような消耗品は十分持って冒険に望みたいところだ。
 キャラクター作成時の呪文選択が重要なクラスなので、どんな呪文がよいかは判らなかったら、なれた人に聞いてアドバイスをもらうのがいいだろう。

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