2011年9月2日金曜日

Pathfinder初心者プレイヤーガイド -クラス編(レンジャー)-

http://www29.atwiki.jp/prdj/pages/35.html

 レンジャーはモンスター狩りのエキスパートだろう。基本ルールでは二刀流か射撃かいずれかの戦闘スタイルを選ぶが、どちらにしても手数で勝負、鎧は軽装といった点は同じだ。自分の選んだ得意な敵であれば非常に優秀な戦士となる。4レベル以上になると少量だが呪文も使用できるようになる。旅に役立つ技能も数多く覚えることができ、野外活動の専門家ともいえるだろう。
 欠点は得意な敵の数が限定され、そうでない敵に対しては十分力を発揮できない場合も。鎧も軽いため、基本性能はややファイターに劣る。ただし、一部の戦闘スタイル特技はファイターより早いレベルで一部の特技覚えられるという利点もある。
 得意な敵が出てくるかどうかはシナリオ次第なので、単発で敵がキャラクター作成時に明確に判明していない時は外れることも多い。

能力値
最重要:【敏捷力】
重要:【筋力】【耐久力】【判断力】

 射撃の場合は勿論のこと、二刀流の場合も《武器の妙技》によって【敏捷力】で命中判定を行なうことが多いため【敏捷力】は必須だ。鎧の薄さをカバーするためにも必要。
 【筋力】は14は欲しい。二刀流の場合は《強打》のためにも必須。なにより、軽装とはいえ装備もそれなりに必要で、軽荷にしておくためには【筋力】が低すぎると荷重制限が足枷になってしまう。【判断力】は全ての呪文を使用するために最低14必要。逆に言えばそれ以上は無理に上げなくてもいい。

クラス能力
 6レベルまでに得られるのは、得意な敵、追跡、野生動物との共感、戦闘スタイル特技、《持久力》、得意な地形、狩人の絆、そして信仰呪文だ。
 得意な敵は選んだ種別の敵に命中とダメージに+2するもの。レベルが上がると別の種別を選び、さらに既に選んだもののうち1つをさらに+2できる。どの種族を選んでもいいが効果を発揮する場面が思ったほど多くないので、強敵が出やすいドラゴンやアンデッド、悪の来訪者、巨人などがいいかと思う。マスターやシナリオ傾向によって、出てくるクリーチャーに偏りがある場合はそれをピンポイントに狙った方がいい。
 追跡は足跡追跡の際のボーナス。野生動物との共感は、動物を落ち着かせるのに使える。《持久力》は同名の特技を得る。
 戦闘スタイル特技は二刀流か弓術かを選ぶようになっている。どちらを選ぶかはパーティバランスを考えた方がいい。このボーナス特技は前提条件を満たさなくても修得できるが、重装鎧を着てはいけないという制限があるので、レンジャーは重戦士にはなれない。ここで《二刀流》を選択する場合は高い【敏捷力】を必要としないため、ファイターと違って【筋力】だけで戦う二刀流使いも可能だ。この場合は、6レベルで《二刀流強化》、10レベルで《上級二刀流》確定だ。それ以外の二刀流系特技は前提に【敏捷力】が必要ないのでレベルアップでの特技はそれ以外の二刀流系特技を選ぶことになる。射撃の場合は、普通よりレベルの低いうちに高位の特技が取れるのが魅力的。
 得意な地形は選んだ地形でいくつかのボーナスを得るもの。正直、どの地形を選ぶかはシナリオによる。
 狩人の絆は限定的でやや弱いが得意な敵や得意な地形を共有できる動物の相棒を持つか、仲間と絆を結んで、得意な敵を共有する能力を得るかの選択となる。これは甲乙を付けがたいので好みの問題だろう。
 信仰呪文は地味で回数も少ないが、結構使えるものがあるので、呪文が使えるようになったらワンドを持つといいだろう。

技能
 バードと並び、ローグに次いで技能を沢山修得できる。ただし、クラス技能はサバイバル能力を高めるものに偏っている。クラス技能の中では〈生存〉や〈知覚〉は必須だろう。
 〈軽業〉はクラス技能ではないが、軽装なのと高い【敏捷力】を生かして修得してもいい。

特技
 二刀流か弓を生かした特技を取るのがいい。二刀流なら《強打》、弓なら《致命的な狙い》が欲しい。どちらにしても《二刀流》や《連射》を主戦力とする関係でどうしても命中が低くなりがちなので、《武器熟練》で命中を上げておこう。また、その関係で二刀流の場合は同じ軽武器を両手に持った方が無駄が少ない。【筋力】で殴るスタイルも可能だが、どうせ軽武器なので《武器の妙技》を修得して【敏捷力】で殴るのもいいだろう。【筋力】で戦うスタイルなら軽武器ではなく双頭武器で戦うのも悪くない。ドワーフやノーム、ハーフオークなどは最初から種族名が付いた双頭武器にも習熟しているからだ。
 どちらのスタイルを選んでもクラス能力の戦闘スタイル特技だけでは極められないので、レベルアップによる特技で補完が必要だ。限定的とはいえファイター並に特技は揃う。

装備
 メイン武器は軽武器×2(もしくは双頭武器)or弓、鎧は軽装or中装鎧の組み合わせになる。戦士系としては【筋力】が低くなりがちなので鎧は早いうちにミスラル製に替えたい。二刀流にしても弓にしても武器にはお金がかかりがちなのがネック。弓の場合はコンポジットボウで筋力ボーナスを足せる高級なものを欲しいところだからだ。
 どちらにしても二刀流でも射撃武器を、弓でも近接武器を持っていたほうがいい。いつもベストの状況で戦えるとは限らないからだ。もっとも、自分のベストポジションに持っていくまでの補助武器なので最低限で十分。 
 また、一般物品も序盤に軽装でいくならば移動力を確保するため、重装の仲間に持ってもらうことになるだろう。
 呪文を発動できるようになると呪文構成要素ポーチも必要となるだろう。

まとめ
 戦士としてはファイターより軽装備でアーマークラスが高くないため、過信して個人プレーに走らない方がいい。手数で勝負のスタイルなので攻撃回数と命中を上げることが重要。能力値的にも行動順も早くなりやすいので初見の敵のアーマークラスを調べる役にはもってこいのクラスだ。
 戦闘だけでなく高いサバイバル能力はワイルダネスアドベンチャーでも活躍できる。
 ただ、敵や地形を選ぶスタイルのクラスなので、マスターやシナリオ傾向に依存するのがややネックか。

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