2011年9月23日金曜日

Gloves of Dueling

 このグローブは武器修練に+2ボーナスを与えるとあるのだが、ファイターのアーキタイプには同等の効果ながら「武器修練」という能力になっていないため、厳密にはルール上このボーナスは適用されない。実際、自分も今まではそう裁定した。
 しかし、今はファイターの同等能力には適用した方が妥当だと思うようになった。
 というのも、Dragoonの能力のspear trainingの文を見ると、

Spear Training (Ex): At 5th level, a dragoon must select weapon training with the spear group. The dragoon's weapon training bonus with spears improves by +1 on attack rolls and +2 on damage rolls for every four levels beyond 5th (to a maximum of +4 on attack rolls and +8 on damage rolls at 17th level). The dragoon does not gain weapon training in any other groups as he increases in level.

 つまり、 Spear Training は武器修練 の一種だと明言している。これを武器修練のボーナスが適用されるというのなら、より武器修練の効果に近い弩兵のCrossbow Expertに適用されないというのは納得がいかない。
 バランスから言っても、ファイターの武器修練同等の代替クラス能力は、条件を満たしたとき武器修練を持っているようにみなしたほうが妥当ではないかと考えたのだ。

APGには全て同等の代替クラス能力をもったアーキタイプしかいないが、UCだとArmor Master、Tactician、Tower Shield Specialist、Unbreakableは同等の代替クラス特徴を持っていないので、これを適用しようがない。
 一方で、ファイター以外に武器修練をもったアーキタイプがいるので、余計に同等代替特徴を持ったファイターアーキタイプに認めてやらないと、不遇ファイターアーキタイプが量産されて、高レベルファイターの選択肢をみすみす狭くしているだけになってしまうだろう。
 (根本的にGloves of Duelingが強すぎる気もするのだが…)

 同じような状況になるサッシュ・オヴ・ジ・ウォー・チャンピョンの
 「“鎧訓練”と“武勇”クラス特徴について考える際、自身のファイター・レベルを通常よりも4レベル高いものとして扱う。」
 という効果は代替クラス特徴には同等とみなすような類似のクラス特徴で無いのでそのものがないと効果がないとしても仕方がないだろう。(武勇のように上げって行く能力はあるが、それが上昇するのは妥当でないように感じる)

 厳格なマスターもいるのも確かで、この裁定が認められるかはマスターに聞くべきだが、paizoのメッセージボードをみるに本国のユーザーではマスター判断だが認めてもいいという流れが一般的なようだ。(調べてみたが公式見解は今のところなさそうだ)

追記:Spear Training を読むと、武器修練1の置き換えとは言っていないようだ。ただ、個人的な考えは変わらない。

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