2019年10月25日金曜日

社会の崩壊

 社会全体に拝金主義が蔓延してダメになってきてますよね…

 自分が仕事を始めたころ、仕事を選ぶ上でなにを優先するかという話で、「お金」を取るか「やりがい」をとるか「家庭」をとるか…と何らかの優先順位を付けなければいけない、という事だったのですが、結局社会全体が拝金主義化したために「お金」を優先しないと人並みの生活が出来ないという状態になってしまっているのが今の日本という感じです。
 それゆえ「やりがい」を優先しないと存在できない医療や介護の仕事が離職者が多発したり、農業でも利益率の良い作物だけに極端に生産が偏って、儲からない作物は生産されず(でも物が足りなくても価格は上がらない)、儲かるはずのものも生産過剰で儲からないという歪な状況になっています。
 
 「お金」を優先することが悪い事ではないのですが、「お金」を優先しないと生きていけないほど一部の力を持った人たちが搾取してしまっていて、社会全体の利益配分が崩れているという感じです。「やりがい」を優先して「お金」を後回しにしている人達も最低限生活できるだけの所得が無かったら離職するのは当然です。
 情報化社会が発達したからでしょうが、市場原理が上方向に働かない(過剰な時だけ値下がりするが不足してもほとんど値上がりしない)のも原因だとは思います。

 基本的に政府や行政が拝金主義に走ったらダメなんですけれどね。儲かることは民間が勝手にするから行政が手を出す必要はないのです。儲からなくて誰もやりたがらないことを税金を取って運営したり、利益の再配分をするのが行政の役割のはずなのですが今や大企業の腰巾着ですからねぇ…

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