2011年10月15日土曜日

PathfinderRPGの日本での環境

 prdjにて翻訳は着々と進んでいるものの、プレイ環境はといえば相変わらずなところもある。
 今年のDACでもPFはあまり立たなかった。(未だに3.5版が立つにもかかわらず)
 DAC愛知の方は実のところ、4人のマスターの内、自分を含めprdjに関わったのが3人と、正直新しいマスターが立っているとはいえないところから広がっているとはやはり言えない。

 何が問題かというと、日本語紙媒体になっていないところだろう。現状、マスターをする人の多くは英語でも遊べなくは無いが日本語があると楽だな、くらいな考えだろうが、多くの人はやはり英語を訳してまでは遊べないだろう。
 自分も3eが出てから英語を必死になって読むようになったが、これは大学サークル時代、先輩方がTORGやシャドウラン、AD&Dなどシナリオやサプリを訳して遊んでいる環境を見てきたため抵抗がなかったものの、多くの人は自分の考えている以上に英語アレルギーの人が多いように思う。

 それに新刊が次々と出て、翻訳がされる前からつぎつぎと実プレイで導入している現状、日本語環境でしか遊べない人と大きな差が開いてしまっているのも確かだ(これは3.x時代もしばしばあったが)。版権の都合でワールドガイドも訳されないのも。皆が楽しく遊ぶためには少なくとも全員がある程度同じ知識を共有できないと難しいのではなかろうか。そういうこともあって自分の場合はゴラリオンという魅力的な世界があるにもかかわらず、世界観を信仰以外利用していない。一部の人しか知らない知識を持ち込んで一部受けするくらいなら使わないほうがましだと考えたからだ。

 結局のところ、紙媒体を作るようなハード面だけでなく、今既に遊んでいる人たちが新しい人たちを受け入れやすい状態にするというソフト面も必要ではないかと思うのだが、これまたあくまで「趣味」でしかないことが環境作りができない原因だろう。

追記

Pathfinder RPG Beginner Box Preview の動画がパイゾのブログに上がっている。
http://paizo.com/paizo/blog

 5レベルまであるみたいだし、できはかなりよさそうだ。 普及させるには正直こういうものの日本語版があるといいのだけれど…
 訳を作るだけでは普及は難しいだろうし。

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