2011年10月16日日曜日

Pathfinder初心者プレイヤーガイド -技能編2-

http://www29.atwiki.jp/prdj/pages/437.html

 ざっと見ただけでも〈職能〉や〈芸能〉などを1つずつと数えても35も技能の種類がある。
 一番技能の多い人間・ローグでも1レべル当たりの技能ポイントは最大11~12程度だろう。ハーフオーク・ファイターだったりしたら1~2しかないなんてこともありえる。
 レベルが上がっても1レベルあたりの技能ポイントはほとんど増えないので、ほとんど技能は有していないという状態になるのが普通だ。

 さて、どの技能が使える・使えないということは正直言えないのが本音。というのも、シナリオやマスターの嗜好によってどの技能をどれくらい使用するかが全く判らないからだ。場合によっては何回かのキャンペーンであっても1度も使用しない技能もありえる。
 そこでとりあえず、技能の使用傾向からランクの割り振り方を考えてみたい。

a.パーティで1人は得意な人を用意したい技能
 〈知覚〉〈装置無力化〉〈知識:各種〉〈威圧〉〈呪文学〉〈交渉〉など
 ここに分類される技能は、おもに非戦闘時に使用し、判定結果をパーティ全員が共有する技能である。専門家になるのはだれか1人でも問題ないわけだ。ただし、パーティ分断などの不測の事態に備えるならだれか予備要員がいると良い。
 ちなみに〈知覚〉と〈装置無力化〉はセットで、必須だ。普通ローグが適任だが、いない場合はバード、レンジャー、モンクあたりが妥当だろう。それもいない場合はhpと技能ポイントがどちらも高い人が覚えるのがいいだろう。

b対抗判定や競争判定などを行なう技能
 〈知覚〉〈隠密〉〈真意看破〉〈変装〉〈はったり〉〈手先の早業〉など
 ここに分類される技能は相手と競い合うため、少しでも高い達成値を必要とする技能だ。〈知覚〉以外の多くの技能はそれほど使用チャンスはないが、本気で使うつもりなら常に最大ランクをわり振っておきたい。

c.戦闘に直接関係する技能
 〈知覚〉〈軽業〉〈威圧〉〈知識:各種〉〈はったり〉〈呪文学〉〈脱出術〉〈騎乗〉〈治療〉〈飛行〉など
 ここに分類される技能は戦闘中にもしばしば判定に使用する技能だ。技能判定が少なく、戦闘の多いシナリオでも使用機会が多いので低いランクでも覚えておいて損は無い。とくに、一筋縄にはいかないような変わった戦闘を好むマスターならぜひ覚えたい。

d.護身のための技能
 〈知覚〉〈軽業〉〈登攀〉〈水泳〉〈脱出術〉など
 cに似ているが戦闘中以外での危険回避のために必要な技能。戦闘中心のシナリオだと使用頻度はcより低いかもしれないが、ないとしばしば困った事態に陥る。呪文である程度補えなくも無いが、余裕があれば覚えておきたい。

e.目標値が明確に決まっている技能
 〈鑑定〉〈治療〉〈装置無力化〉〈騎乗〉〈動物使い〉など
 これらの技能はマスターが難易度を宣言しない場合でも明確に難易度が判っている。したがって最初からその難易度にあわせて技能を割り振ればよく、無理に最大ランクにしなくても良い技能だ。出目10が可能なら目標とする難易度-10に、不可能でも難易度-1まで判定基準値が上がればそれ以上は無理に上げる必要は無い。
 逆を言えば、そこに達しないような基準値では、実用レベルとしては不安が残る。

f.未修得では判定できない技能
 〈呪文学〉〈言語学〉〈装置無力化〉など多数
 専門的な技能で、素人では手を出せない技能。とりあえず判定したければ1ランクでもいいから割り振っておくべきだ。基準値が低くても技能によっては援護に使用できる場合もある。
 〈言語学〉はランクが上がるごとに新しい言語を習得できる。正直レベルが上がったら呪文で何とかなってしまうような気もするが、最初から覚えていればリソースや行動を消耗せずに済む。

g.キャラクターイメージ重視の技能
 〈知識:各種〉〈芸能〉〈職能〉〈生存〉〈治療〉など
 どちらかというと、キャラクターが特定のクラスや職業であるなら、取るべきだという技能。宗教のことをまったく知らないクレリックや自然にたいして無知なドルイドとかはさすがに問題があるではなかろうか。
 〈知識〉は実際多用するし、〈芸能〉はバードなら重要な技能。取ることが全く無意味というわけではない。イメージに必要だと思われる技能なら余裕が無くても1ランクでよいから割り振っておくべきだろう。
 〈職能〉はどちらかというとNPC向きの技能。場合によっては他の技能の代用で判定させてもらえる場合もあるが、よほど思い入れがあるのでなければイメージだけなので低いランクでも十分だ。

 総合的には、
「使用頻度の多い〈知覚〉+イメージ&実用の〈知識〉+クラスや職業に相応しい各種技能」
 といった組み合わせがイメージを保ちつつ実用的な組み合わせであろう。

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