2011年10月27日木曜日

Pathfinder初心者プレイヤーガイド -特技編3-

まず、戦闘系特技のうち、序盤から取得できるものから。

《武器の妙技》
 軽い武器や一部の近接武器を【筋力】でなく【敏捷力】で、命中判定を行なうようにできる特技。ローグやモンク、二刀流の軽戦士向きの特技だ。通常、近接武器のダメージは【筋力】基準なので、【筋力】修正以外でダメージを上げる手段を持っていないと、命中はするがダメージは期待できないという状況になってしまう事には注意。
 近接接触呪文や接触のクラス能力にもこの特技の恩恵を得られるが、術者が前に立つ状況は少ないので術者は無理して取るほどではない。

《近距離射撃》
 射撃系特技の前提となる特技。30フィート内なら命中とダメージに+1ボーナスがくるので、使い勝手が良い。
 遠隔接触呪文や遠隔接触攻撃のクラス能力もこの特技の恩恵を得られるので攻撃重視の術者にも向く。

《速射》《二刀流》
 この2つの特技は若干効果が違うが、どちらも全ての攻撃の命中を下げるかわりに1回余分に攻撃するという特技。特に低レベルはもともと攻撃回数が少ないので1回増えるというのは非常に強力だ。しかし、《強打》同様、全ての命中にペナルティを受けるため、もともとの命中が低い場合は逆効果にもなる。《強打》や《致命的な狙い》などの他の命中の下がる特技を重ねて使用する場合は、優先的に命中を上げる必要があるだろう。

《騎乗戦闘》
 騎乗戦闘の基本特技。基本クラスではパラディンかドルイドでしか普通騎乗戦はしないだろうが、騎乗して戦うならぜひ修得しておきたい。

《迎え討ち》
 【敏捷力】修正と同じ回数だけ機会攻撃回数が増加するだけでなく、立ちすくみ状態でも機会攻撃を行なえるようになる。機会攻撃は敵から後衛を護る数少ない手段なので、壁になる前衛には必要な特技といえる。どちらかというと、実践で効果を発揮することは少ないが、この特技を取っているだけで敵の「機会攻撃を浪費させてスルーする作戦」への抑止力となると考えて良いだろう。

《無視界戦闘》
 視認困難な敵に近接攻撃を行う時に、失敗確率の判定を振りなおせる特技。暗闇や透明は種族能力や呪文で対策が立てられるので、どちらかというとブラーミラーイメージ対策の特技と考えた方が良い。どんなに命中が高くても失敗確率は克服できないからだ。ミラーイメージに対してはあえて目を閉じて戦うという戦術を取ることになる。分身を消すのはダメージディーラーでない者に任せた方が無駄が無い。
 ファイターでないとこの特技まで取る余裕はないかもしれないが、ファイターなら欲しい特技でもある。

《素早い移動》
 移動困難地形を5フィートだけ普通に移動できるようになる特技。効果はたった1マスだけだが、5フィートステップが移動困難地形でも行なえるという点が効果的。
 実は追加ルールを使うと1レベル呪文で移動困難地形は対応できてしまうのだが、その呪文は持続時間が10分/Lvと、非戦闘時もずっとかけ続けるわけにはいかないので、この特技が無意味ではない(※)。

《イニシアチブ強化》
 単純にイニシアチブを+4する解り易い特技。単純に数値を上げる特技だが重要なので加筆。
先手必勝、殺られるまえに殺れ、は戦闘ゲームの基本。先に行動できるということはとても重要な上、クラス能力などを有していない限り戦闘開始時にまだ未行動の場合は立ちすくみ状態になるため行動順が遅いのは非常に不利になる。
 特に立ちすくみ状態だと急所狙いができるローグや乱戦になると範囲呪文が使いにくくなる術者は先手がとりたいので優先的に欲しい。

 次は少しレベルの高い戦闘系特技を紹介。

※1レベル呪文だし10分/Lvなので戦闘前にワンドであらかじめ全員にかけておけば良いじゃないか、と考えるかもしれないが、そんな便利な呪文を毎戦闘準備しているような状況でマスターが移動困難地形を用意するとは考えにくい。もし用意するなら、準備時間の無い状況だろう。それにAPGを使うと移動困難地形を作り出す呪文も増えたりするので追加ルールを使って移動困難地形対策が改善されたとは言いがたかったりする。

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