ゴブスレのサプリメントのを読んでいて特に感じたのは、ルールそのものが「GM判断」が多く、GMに従う事が前提となったシステムになっているという事です。
GMに求められるのはゲーム的なバランス感覚だけでなく、PL全員に信頼される事です。
「GMがルールだ。」みたいな対応はあまりよろしくありません。あくまでルールに従った結果、GMが最終的な判断をしているだけなのです。判定によってはルールブックの通りの処理をしないという事もありますがこれはゲームを円滑に進めるための手段であり、ルールブックの記述通り処理しない場合でも公平感を保つためには、有利な能力を持っているPCは有利に、不利な能力を持っているPCは不利になるような判定方法を提示しなければいけません。
ルールを厳格に処理したい方は個人的にはパスファインダーRPGの方をお勧めします。こちらはより厳格にル―ルに従うシステムですので、ルール至上主義の方にお勧めです(そのかわりゴブスレ以上にルールが複雑です)。そして、遊んでいればルール至上主義ではどうにもならない壁にぶち当たる事を知ると思います。(なぜD&Dはファジーな方向へ舵を切ったのか判ると思います。)
話は戻りますが、サプリメントを読んでいてもう一つ感じたのは、アニメや映画の色々な作品の再現性を高めるために、特殊なルールやアイテムを増やし過ぎてプレイアビリティやバランスがかなり落ちてしまっている感じがします。アニメや映画というのはルールやバランスを無視した意外性があるから面白いところがあるのでゲーム的には表現しづらく、それをゲームで表現しようとするとバランスがおかしくなりルールも複雑怪奇になってしまうという問題点を体現してしまっています。
剣指刀掌に関しては最終的に以下のような個人的解釈に
①剣指刀掌の武技により、片手剣または剣指を片手剣・格闘武器として戦士・武道家・斥候のいずれでも使用できるとする(ただし斥候は「軽」の武器限定)
②片手剣として使用する時は片手剣の技能と武技、格闘武器として使用する時は格闘武器の技能と武技が利用できる
③剣指は武器を装備していない時に宣言する事で「剣指」を装備していると扱う(素手攻撃を前提とした武技は使用できない)
④剣指二刀流も可能
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