2021年7月5日月曜日

使魔/使徒

  呪文の項目を読んで、流石にこの呪文(呪文リソースを削ってコンパニオンを獲得する)ルールは少々参った感じですね。なにせ何から何までGM判断の塊。まぁ…高位呪文の時点でバランスなんて考えても仕方がないといえば確かにそうなのですが…

 一応ルール上には作成指針はあるのですが、全てGM任せで全くゲーム的な調整をする気が感じられないので、GM向けにサンプルデータみたいなものを…というわけで、さっそく作ってみました。

 ルールとしては「レベルが上昇したときに特殊能力を得る」とあるので、1レベルは特殊能力なし、2レベル以降1つ特殊能力を得るとします。

 付与する特殊能力は「おすすめの特殊能力」から選べとあるのですが余りにも大雑把すぎるので、2~3レベルは技能でいえば初級程度、4~6レベルは技能でいえば習熟程度、7~9レベルは技能の熟練または武技程度、10レベルは奥義級の能力を付けるとそこそこいい感じのバランスになるのではないでしょうか。上位呪文とはいえあくまで使魔/使徒は呪文スロット1+1枠の効果なので他のPCの立場を食ってしまわないように特殊な攻撃手段は1種のみとし、レベルと共に徐々にそれを強化する形をとるとそれらしくなると思います。

 呪文は正直なところ取得させないほうが良いでしょう。元々使魔/使徒自体が呪文スロットを削って取得しているので、呪文が使えてしまうと減ったはずのリソースを増やしてしまう事になります。呪文ではなく呪文の効果を抑えたようなリソース消費無しの特殊能力を取得させるのが良いかと思います。(ブレスを参考に)


サンプル

<大狼(ダイアウルフ)>

種別:動植物

移動力:30

基本特殊能力:【暗視】

通常攻撃:牙(刺)

支援効果:ボスの命中判定、威力、次のラウンドの先制力+1/10m

②「群れ」/仲間1体をボスとして扱い支援効果を与えられる。狼である必要はない。

③「超嗅覚」/視覚に対する不利な影響を受けない(ただし、嗅覚に不利な影響を受ける場合はある。)

④「体崩し」/特殊能力の達成値/牙の攻撃が命中した際、体力抵抗に失敗すると転倒する。

⑤「身かわし」/抵抗に成功する事でダメージを半減させることが出来る呪文やブレスの抵抗に成功した場合に、完全に回避する事ができる。

⑥「巨大」/近接距離や移動妨害判定の距離を10mとする

⑦「鋭利な牙」/牙の効力値+10

⑧「体崩し強化」/体崩しの達成値+2

⑨「回り込み」/移動妨害判定に+4ボーナス

⑩「追い打ち」/体崩しによって転倒させた相手を再び牙で攻撃することが出来る。



<電撃蜥蜴(ショッカーリザード)>

種別:動植物

移動力:20

基本特殊能力:【暗視】

通常攻撃:噛みつき(斬)

支援効果:ボスの命中判定+1、威力に+2する/5m

②「サポート」/仲間1体をボスとして扱い支援効果を与えられる。電撃蜥蜴である必要はない。

③「電撃ブレス」/特殊能力の達成値/5m/体力抵抗判定に失敗した対象1体は2d6点(風属性)のダメージを受ける。抵抗に成功した場合、装甲値を引く前にダメージを半減する。

④「風属性耐性」/風属性のダメージは装甲値を引いた後でダメージを半分にする

⑤「電光石火」/先制力+5

⑥「電撃ブレス+」/電撃ブレスの威力が4d6点になる。

⑦「充電」/そのラウンド行動をしないと(移動も支援もしていない)と負傷をレベル×2点回復できる。

⑧「静電気感知」/微弱電流を感知し、あらゆる知覚に対する不利な影響を受けない。

⑨「電撃ブレス++」/電撃ブレスの威力が6d6点になる。

⑩「風属性無効」/風属性のダメージや効果を完全に無効化できる


ちなみにショッカーリザードはD&D3eのイラストを見るとわかりますが著作権ギリギリのジョークモンスターです。これパスファインダーRPGでも生き残っているんですよね…



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