2021年7月2日金曜日

拙速

 武器の誤植、誤植ではないと判明(正確には全く誤植が無いとは言い切れませんが)。
 刺突の武器は基本ルールでは(+0)は誤植になったのですが、サプリメントでは技能の方で【猿の如く】によって刺突の効果自体を上げられるので誤植ではありませんでした。
 【猿の如く】は戦士の手同様、武器の命中ペナルティを軽減できるので、高レベル重戦士が大型武器をほぼ命中ペナルティ無しで戦えるようになってかなり強くなった気がします。刺突の効力値に関しては理論上は効力値+30という事も可能になり、命中が低くても安定的にダメージをだす事も可能になっています。(効力によるダメージボーナスは上限があるので、無茶な効力値が出せたとしても全く問題なし。)


 武技の方では誤植を確認。事実上槍投げと冠飛ばしは戦士用の投擲技として設定されていますが、本来投擲は戦士レベルを加える事が出来ません。この場合、これらの武技を使用した場合は投擲にも戦士レベルを命中とダメージに加える事ができる、としたほうが良いと思います。

もう一つ、p212の冠撃の棍杖から戦士を削除


 確認作業ですが、とにかくデータが多くて新しいルールも多いのでかなり大変です。種族の所も読んでみましたが、基本的に強さ的な種族間バランスは全くとる気がなさそうで、自由度が高い代わりになにかとGM判断となっていますので、PLが使う事をGMが認める以上はPC間の強さのバランスが悪くてもGMの責任という事のようです。(どうしてもPC間のバランスを考えたいなら、今回の追加種族は予めGMがカスタマイズや指定したものからPLが選ぶという形を取る方が良いです。)


 あと、気になったのは追加種族には「暗視」がほとんど標準装備されており、基本種族の只人と圃人だけが暗視を持っていない事になってしまっている事です。結果的に暗視を持たない事が少数派で且つ弱者となってしまっていますので、いつもの感覚で暗闇の状況を設定すること自体があまりゲーム的によろしくない状況になってしまっています。
 ルールとしてあるわけですから時には暗闇も良いのですが、暗闇が日常茶飯事のような状況は特定のマイノリティのPCに対する差別的なペナルティの与え方になるので、シナリオを作るうえで注意が必要です。(「暗視のない種族を選んだお前は足手まといだ」みたいな雰囲気になるのを避けるべし、そうならなければ問題なし)
 対策の一つとしては「暗視」を持っているとかえって不利になるトラップを仕掛けるという方法もあるんですけれどね。

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