2020年9月3日木曜日

鈍器は命中しやすい?

 TRPGではメイスのような鈍器が命中しやすく作ってあるシステムは時々ありますが、実際にはどうなんでしょうかね。多分、ゲームバランス的に命中が高くしてあるかなと思います。
 実際にメイスを振ったことは無いのですが、鈍器ともいえる掛矢なら時々使います。掛矢の場合は動かない目標に当てるために腰というか体幹と遠心力で振るのでそれほど力は要らないのです。
 しかし、動いている目標に当てようとするなら、この振り方では避けられてしまうので、腕で力任せに振る事になってしまいそうです。腕で振るなら重い鈍器を正確に当てるのは結構厳しそうです。下手すると肩壊します。
 また、ビニルハウスを組み立てる時に地面に穴をあける際に昔い大八車の車軸の金属棒を使って穴を空けているのですが、鋼鉄の棒なのでかなり重いです(10kgぐらいはあるのかな?)。重力頼りに地面にぶっ刺すのが精いっぱいでまともに振り回すなんて出来やしません(そんなこと危なくてしませんが)。

 相対的に軽くて鋭利な刃物の方がやはり良さそうな感じです。足軽は通常槍を持っているのですが、多分槍は(とてつもなく長いのでなければ)重さの割に扱いやすい武器で金属部分が少なくて安価だったからかなとは思います。

 ちなみに、しばしば信仰職が鈍器を持っているのは信仰上刃物を振るってはいけない設定だったからで、別に鈍器が使いやすいかったからではないはずです。
 昔のシステムは単純に刃物が軽くて強く、鈍器は重いわりに威力ない作品が多かったような気がします。それだと剣(システムによっては槍)しか皆使わなくなるから鈍器の命中を高くしてゲーム的なバランスを取っていたのが、いつの間にか鈍器のほうが当てやすいみたいに言われるようになったのかなというのが個人的な感想です。

 だったらリアリティ全くないじゃないかと言われそうですが、そもそも娯楽なのでリアリティよりゲームバランスの方が大事です。
 真にリアリティ求めるなら卓上ゲームではなく実際に武器を振って体感したほうが良いような気がします。
 

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