2011年8月21日日曜日

Pathfinder初心者プレイヤーガイド -クラス編(準備)-

http://www29.atwiki.jp/prdj/pages/42.html

パスファインダーでは基本ルールに11ものクラスが用意されている。
マルチクラス(複数のクラスの掛け持ち)もあるが、ここではあくまで単一クラスのみの場合を考えてみる。
また、ここでは初めての人がプレイしそうな6レベルまでとする。6レベルでもかなり派手な戦闘が楽しめるから、TRPGとして楽しむならこのレベル帯までが妥当だろう。

さて、このゲームは基本的に仲間を集め、依頼人から仕事を引き受けたり、ダンジョンにもぐって宝探しをするようなストーリー展開が一般的だ。
1人のキャラクターができることは限られているので、お互いの弱点を補い、強みを引き出すためのチーム(パーティ)を組まなければいけない。
パーティは通常4人~6人で組む場合が多い。3人以下だとどうしても足りない役割が出てくるし、7人以上はそもそもゲームをするのに人数が多すぎ、戦闘で自分の番が回ってくるのが遅くなりすぎる、役割が重なって活躍できない人ができるなどプレイアビリティが極端に落ちるのでお勧めできない。

このゲームのキャラクターは大きく、戦闘、信仰、秘術、技能の4つ役割があると考えるとわかりやすい。
こんなことはルールブックには書いていないし、あくまで経験上の話だ。それにルールに慣れてしまえば型にはまった役割なんぞ気にしなくてもいい。

「戦闘」は戦闘で主に前線に立ち、敵にダメージを与え、非力な仲間を護る役割である。
「信仰」は仲間の怪我を癒し、あるいは仲間を強化して戦闘を有利にする役割である。
「秘術」は戦況を逆転させるような場を支配する呪文や、雑魚を殲滅する範囲呪文で戦闘を有利にする役割である。また、戦闘以外でも便利な呪文で仲間を助ける。
「技能」は街では情報収集をし、ダンジョン探索で罠や不要な戦闘を回避する主に戦闘以外での障害を排除し冒険を有利に進めるのが大きな役割である。

パーティが4人の場合、「戦闘」「信仰」「秘術」「技能」のそれぞれの役割のキャラクターが揃っていると冒険がスムーズに進むだろう。
5人以上なら負担の大きい「戦闘」の役割を増やすといいだろうが、6人目は好きなものを選んでいい。どちらにしても11のクラス4~6人でパーティを組むわけだから、何か足らなくても不思議ではない。足らない部分はみんなでサポートすればいいだけのことだ。

11のクラスを大まかに4つに分けると、
「戦闘」:ファイター、バーバリアン、モンク、レンジャー、パラディン
「信仰」:クレリック、ドルイド
「秘術」:ウィザード、ソーサラー
「技能」:ローグ、バード
くらいだろうか。
実際にはキャラクターの作り方しだいでここ区別した区分と別の役割を果たすことも可能なので、詳しくは各クラス説明で。

ちなみに4人構成のパーティだとこんな感じになる。
「戦闘」:ファイター
「信仰」:クレリック
「秘術」:ウィザード
「技術」:ローグ
 このパーティはそれぞれの役割の代表的なクラス構成で、ダンジョン探索や戦闘に関しては非常にバランスがよい。やや弱い点は情報収集と野外でのサバイバル能力なので、例えばクレリックが交渉系をローグがサバイバル系のスキルをとると良いだろう。クレリックが自然系の神を信仰しているならその逆でもよい。戦闘では例えばファイターとクレリックが前衛、ローグが遊撃、ウィザードが後衛という感じとなるだろう。

また、こんな異色な構成もありえる。
「戦闘」:モンク
「信仰」:ドルイド
「秘術」:ソーサラー
「技術」:バード
 このパーティの場合は、戦闘バランスからして標準的ではない。交渉や情報収集、野外活動に関しては全く問題がないが、肝心なダンジョン探索や戦闘が一筋縄にはいかない。ダンジョン探索はクラス技能ではないがバードかモンクが〈装置無力化〉を習得して最低限をこなす。無理な部分はモンクが呪文などの支援を受けて飛び込むか、ドルイドが動物を召喚して突っ込ませるしかない。戦闘では前に立てるのがモンクだけでは心もとないので、ドルイドは戦闘能力のある動物の相棒を用意したほうが良い。さらに回復がドルイドだけでは十分でないので、バードも回復呪文を用意し(最悪ワンドでも良い)、ドルイド、ソーサラー、バードの3人の支援を受けたモンクと動物の相棒が前衛で戦うというスタンスとなる。

 このように、キャラクター作成は自分の趣味嗜好だけで作成するのではなく、パーティ構成などを考慮し、ある程度話し合って作成したほうが良いのです。

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