2011年8月27日土曜日

Pathfinder初心者プレイヤーガイド -クラス編(ファイター)-

http://www29.atwiki.jp/prdj/pages/32.html


ファイターはいぶし銀の戦闘マシンと言える。戦闘能力以外は正直期待できないが、戦闘となればこれほど安定した戦闘能力を有し、継続して戦えるクラスはない。多くのクラスは戦闘するために1日何回あるいは、1日何ラウンドといったリソースを消費するが、ファイターはそういったことが基本的にないからだ。また、鎧や盾を全て初期で装備できるのもファイターだけだ。圧倒的に高いアーマークラスで、仲間を護る壁としても信頼度が高い。レベルが上がると鎧を着ても移動力が下がらなくなるなど、地味だが有用な能力もある。
長所でもあり短所でもあるはキャラクター作成の自由度が高すぎることだろう。主要なクラス能力がボーナス特技なので他のクラスの倍以上も特技を選ばなければならない。極端な作り方をするとキャラクター作成時にどんな場面で活躍できるかが決まってしまうかもしれない。
また、戦闘以外では見せ場が少ないので、戦闘中はなんとしても活躍できるよう努力が必要だろう。

能力値
最重要:【筋力】
重要:【敏捷力】【耐久力】

まず、近接戦闘で必要な能力値は【筋力】である。命中、ダメージ、近接戦闘に必要な特技、そして重い鎧を着て戦うためには【筋力】なしでは勤まらない。
あと必要なのは、ACやイニシアティブに関わる【敏捷力】、hpにかかわる【耐久力】だろう。どちらも生き延びるのには必須の能力値だ。
戦闘特技の中には【知力】や【魅力】を必要とするものもあるが、【敏捷力】を諦めてでも上げることになるので初めての人にはあまりお勧めしない。

クラス能力
6レベルまでで得られるクラス能力はボーナス特技、武勇、鎧修練、武器修練である。
ボーナス特技は戦闘特技を1レベルおよび偶数レベルに獲得できる。基本的にキャラクターは奇数レベルに特技を獲得できるので、ファイターは毎レベル特技を獲得し、確実に強化される。特技は同系統の特技を順にとっていくと飛躍的に強くなるからだ。また、ファイター専用特技も多数あり、戦闘特技はファイターのためにあるといっても過言ではない。
また、4の倍数レベルに既に修得済みのボーナス特技(戦闘特技)で不要なものを1つ入れ替えるというのもファイターの特典だ。高レベル特技の前提条件となっていない不要な戦闘特技を高レベルでしか獲得できない特技に入れ替えられるのも魅力的。
武勇は恐怖への抵抗ボーナスだ。意思セーヴは低いが、恐怖にだけは強いのだ。いや、戦士が臆病では困るのだが。
鎧修練は3レベル以降4レベルごとに鎧を着たときのペナルティを軽減するものだ。重い鎧を着ると【敏捷力】ボーナスにも制限があるが、それも軽減できるので、高い【敏捷力】が有効となる。
武器修練は5レベル以降4レベルごとに1グループを選んで、命中とダメージを+1する。レベルがあがるとすでに修練済みのグループはさらにボーナスが増える。一見地味だが、命中とダメージ+1は片手武器なら【筋力】+2に匹敵するから凄い。
鎧修練と武器修練のおかげで基本性能は他の戦士系を圧倒する。ただ、爆発力には欠けるので、呪文による後方支援や優れた武具は欠かさない。継戦能力の高さを使って、パーティのリソースをボス戦まで温存するのも役割のうちだ。
記述はないが、ファイターはレベルを上げること自体が実は特殊能力ともいえる。なにせ多くの高レベル戦闘特技はファイターレベルが前提条件になっているからだ。

技能
正直技能はあまり頼りにならない。もともとポイントは少ないし、【知力】もさほど高くできないからだ。
それでも、〈知識:工学〉〈知識:ダンジョン探検〉のように取らないと判定できないものに割り振るのもいいし、〈登攀〉〈水泳〉など、自分の身を守るものも役立つ。
あとはクラス技能ではないが、〈軽業〉〈知覚〉はとっておいて損はないだろう。

特技
ファイターは特技がメインなので、コンセプトによって取るべき特技が異なり、これがベストだとはいえるものはない。
それでも、《強打》(射撃の場合は《致命的な狙い》)と《武器熟練》はどのファイターも取るべきだろう。《武器開眼》はファイター専用なので4レベル以降には取りたい所だし、《迎え討ち》も壁役ならずとも欲しいところだ。突破口を開く役なら《回避》《強行突破》もいい。低レベルでは《薙ぎ払い》もいいだろう。レベルが上がってきて不要になったら、6レベル以降で取れる《踏み込み》や《渾身の一打》に代えられる。
単純にhpを上げる《追加hp》や先手を取れる《イニシアチブ強化》も地味に役立つ。
魅力的な特技が多いので、一番特技の多いファイターは悩むところだ。
ダメージディーラーとなるか、斬り込み隊長になるのか、壁役になるのか。パーティ構成を見て決めるもいいだろう。
ファイター専用特技も結構あるので、パーティに他の前衛がいる場合は、差別化のためにも専用特技を取るのも良いだろう。

装備
メインウエポンはキャラクター作成時から決めておこう。両手武器か間合い武器か、片手武器+盾か、射撃武器か、はたまた二刀流か。ただし、射撃や二刀流はレンジャーのほうが向いているともいえるので、初心者は攻撃重視型の両手武器か、攻守バランス型の片手武器+盾が無難だろう。
ファイターは戦闘が活躍の主体だから、戦闘中に何もやることがなくなるようでは半人前ともいえる。メインウエポン以外にもサブウエポンは出来るだけ持っておきたい。例えばメインウエポンがグレートソードだとしても、組み付きや水中戦対策のダガーやアーマースパイク、叩き武器のクラブ、空中や離れた敵に対する射撃武器など、どんな状況でも敵と戦えるようにしておかなければいけない。
高レベルになればアイテムや呪文のサポートでほぼメインウエポンだけでも戦えるようになるだろうが、低レベルはそんなことは言っていられないのが実情である。

まとめ
 ファイターは実際のプレイでの運用するのは難しくない。臆病にならず、常に仲間を守る剣と盾になるよう努めよう。ファイターにとって戦闘中の立ち位置はとても重要。こればかりは実践で経験を積むしかない。
 同系統の特技を積み重ねていくと劇的に強化されるので、とにかく特技をしっかり読み込んで自分なりのコンセプトを確立し、計画的にキャラクターを設計をしよう。

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