2011年8月29日月曜日

Pathfinder初心者プレイヤーガイド -クラス編(パラディン)-

http://www29.atwiki.jp/prdj/pages/149.html

パラディン
 パラディンはいわば対悪の最終決戦兵器だ。悪を討つ一撃は悪の敵に対して、特に悪のドラゴン、アンデッド、来訪者に対しては圧倒的な強さを誇る。また、高いセーヴィングスローへのボーナス、恐怖や病気に対する耐性や、自分や仲間のhpや状態異常を回復する慈悲や正のエネルギー放出、数は少ないが聖なる呪文の使用と優秀な防御・回復能力が山盛りだ。
 しかし、属性が秩序にして善のみ、さらに厳格な行動規範まであり、行動には制限があるので自由奔放なプレイスタイルが好きな人には向かない。また、悪の敵以外には今ひとつ、悪の敵でも強力なボスに対しては本領発揮できるが、雑魚沢山は得意とはしていない。悪の敵が全くでないことはないだろうが、中立の敵ばかりで全然活躍できないということもあり、真価を発揮できるかどうかはマスター次第なところもある。

能力値
最重要:【魅力】
重要:【筋力】【耐久力】
 戦士系だが、パラディン能力のほとんどが【魅力】に依存しているので、最優先で上げよう。戦士として【筋力】【耐久力】もそこそこ欲しい。【敏捷力】は射撃専門にでもするのでなければ諦めざるをえない。
 【知力】は下げすぎない方がいい。高い【魅力】を生かした技能を有効に使いたいし、〈騎乗〉など取りたい技能がいくつかあるからだ。。

クラス能力
 6レベルまでで善のオーラ、ディテクト・イーヴル、悪を討つ一撃 、信仰の恩寵、癒しの手、勇気のオーラ、頑健なる肉体、慈悲、正のエネルギー放出、信仰の絆そして信仰呪文とほとんど全ての能力を一通り修得する。他のクラスと比べても格段に特殊能力が多い。
 善のオーラは単に善なるキャラクターと黙っていても判るだけだ。悪の者とは相容れなと考えていい。
 ディテクト・イーヴルは同名の呪文と同じ能力が無制限に使える能力だ。この能力のおかげでシティアドベンチャーがし難いなど、かなりマスター泣かせな能力だが、やる気になればしっかり対策も立てられるので過信は禁物だ。
 悪を討つ一撃 はパラディンの目玉能力といってい。悪の目標を設定するとその敵を倒すまで、命中とダメージにボーナスが来る、しかもダメージ減少を完全無効化、その敵からの攻撃に対してアーマークラスにもボーナスが来ると、悪のボス戦にもってこいの能力だ。ただし、使用回数に限りがあるのでレベルの低いうちは無駄使いはできない。
 信仰の恩寵は【魅力】修正をセーヴィングスローに加えるという、非常に強力な能力。これのおかげで、不利益を被る呪文はかなり無効化できるだろう。
 癒しの手は仲間1人のhpを回復する能力。自分に使う場合は即効アクションなので、この能力のおかげでほとんどダメージで倒れることはないだろう。
 勇気のオーラは恐怖に完全耐性を得るもの。周囲の仲間にもボーナスが来るのもありがたい。
 頑健なる肉体は病気への完全耐性を得るもの。
 慈悲は癒しの手を使用するときに不利な状態も治療できるようになる。
 正のエネルギー放出は癒しの手を2回分消費することでクレリックの同等能力をえる。この能力はこのゲームの一般的な回復手段で、それがパラディンも使えるわけだ。
 信仰の絆は聖なる騎乗を得るか、武器に神の力を宿すかを選べる。騎乗パラディンは強力だがその大きさが融通が利かなくなることもあるので、一長一短だ。
 そして呪文能力、回数は少ないし最大4レベルまでしか呪文はないが、パラディン専用の強力な呪文がある。
 対悪への攻撃力を除けばほとんど防御能力に偏っているといえる。パラディンはダメージディーラーという考えの方が圧倒的に多いだろうが、実は壁に徹した回復役も考えられる。4レベルで正のエネルギー放出を修得すれば、クレリックの代役もできるからだ。他の前衛が充実している場合や、種族がノームやハーフリングなら考えられるだろう。

技能
 〈交渉〉〈呪文学〉〈知識:貴族〉〈知識:宗教〉〈治療〉と欲しいクラス技能がいっぱいある。騎乗パラディンなら〈騎乗〉も必須だ。ただ、技能ポイントがファイター並みに少ないので悩みは多い。

特技
 壁に徹するのでなければ《強打》は欲しいところだ。癒しの手や呪文を使うのに片手を空ける必要があるところから、武器ダメージを上げるためにバスタードソードやドワーヴンウォーアクスの《特殊武器習熟》を取って、強力な片手武器を使えるようにするのもいいだろう。
 壁に徹するなら、《癒しの手回数追加》や5レベルになってからだが、《選択的エネルギー放出》や《エネルギー放出回数追加》を取りたいところだ。
 騎乗パラディンにするつもりなら特別な騎乗を獲得する前でも《戦闘騎乗》を取っておいてもいいだろう。

装備
 基本的に片手武器+バックラー(またはライトシールド)+重装鎧という構成になる。
 両手武器でもいいが癒しの手を使った時に機会攻撃範囲を失うのが痛い。マスター判断だがスパイクガントレットを装備したままでも武器を持つことが認められる(スパイクガントレットを装備していても手が空いた状態として認められる)なら両手武器+スパイクガントレットという方法もある。あるいはパラディンらしくないがアーマースパイクを鎧に付ける方法もあるだろう。ヘヴィシールドは手が空かないのであまりお勧めできない。
 鎧は数少ない重装鎧が着られるクラスなので、有効に活用したい。
 聖印は必需品。呪文を発動できるようになると呪文構成要素ポーチも必要となる。

まとめ
 とても強力なクラスだが、ボス戦以外は決定打に欠ける短所もあるので、パラディンが主力戦闘要員の場合は、ローグやクレリックのような他のパーティメンバーも前線で戦えるような総力戦の構成にしたほうがいいだろう。
 シナリオによっては行動規範が行動の足かせになりかねないので、円滑に進めるためにもマスター側も注意が必要だ。 

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