2020年7月5日日曜日

スタージョンの法則について考える

 スタージョンの法則では「どんなものでも9割はカスである」と言われます。
 これは自分の仕事の経験的にも確かにそうで、名のある育種家が育種したバラでも実際に生産して販売しようとすると10品種に1品種くらいしか納得のいく商品になりません。日本でつくると様々な問題があって商品としてイマイチであったりするのです。
 ところがよく考えてみれば失礼ではありますが買う側も同じで10人に1人くらいしか良いものを選べなかったりする(もちろん意図してB級を好む人もいます)ので、作り手が良いと思わなかったものが売れるという事が起きます。


 これはどの業界でも言えそうで、誰もが評価する圧倒的な存在以外は、そこそこ優れていても評価されずに消えていくものもあれば、優秀でなくても生き残れる可能性があるのではないかと思います。
 つまり、(可能性があるなら)当たるか当たらないかはやってみないと判らないという事です。

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