2019年3月15日金曜日

趣味の業界は公共財ゲーム

 我々の園芸業界でも言えるけれど趣味の業界は利益を求めると公共財ゲームに陥るんじゃないでしょうか。
 拡大期は良いものさえ作れば利益が出たですが、安定期に入るとそういう訳でもなくなります。

 園芸業界が衰退気味なのは時代に合わなくなっているというだけでなく、生産者や販売者といった娯楽の提供側が利益しかもとめなくなった結果、つまらなくなってしまっているのではないかと。
 「好きだから」とか「楽しいから」とか「面白いから」といった利益とは関係ない感情を優先したクリエイターがいないとマニアも減ってしまいますし、「利益なんてどうでもいいからとにかく皆に知って欲しい」くらいの人達がいないと初心者は増えません。
 じゃあどうすればいいか、って頭では解っていても利益を上げなければ生活できないからどうにもならずに衰退していくのを見守るだけだと思われます。

 最低限生活できるだけの収益を出せて好きな事をやって生活できるというのが趣味の業界の商売の正しい姿のような気もします。その最低減生活できるだけの収益すら出なくなった趣味の世界はもはや仕事としては成り立たないという事です。

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