2022年8月16日火曜日

戦争の話 その2

  祖母の兄は兵役で終戦直前は広島市にいた。虫垂炎になって手術をする。入院した病院は今の原爆ドームのすぐそば。原爆が落ちて病院は跡形もなくなったため生存は絶望的だと判断され葬式もした。およそ一か月後、明け方に薄汚れた白装束で帰ってきたため幽霊だと勘違いされたらしい。

 原爆が落ちる前日に病院が満員だったため山の方のお寺に追い出されていて奇跡的に助かったとのこと。隊は祖母の兄と伝令で他の所へ行っていた若い隊員の2人だけが生き残ったそうな。

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