2018年5月27日日曜日

間を楽しむ

祖父の代から付き合いのある料理屋さんの主人は魚釣りが大好きで奈良県までわざわざヘラブナ釣りに行きます。
そこのヘラブナはとても引きが強く数も少ないのでなかなか釣れないのですが、楽しくて仕方がないそうです。
釣れるのは誰でも楽しいのですが、本当に釣りを楽しめる人は糸を垂らして魚がかかるまでの間も楽しんでいます。

現在はなんでも効率的に忙しなく活動するのが当たり前のようになっていますが、効率的な活動から得られる幸福は案外と少ない気がします。
意外にも、何もない間を楽しめるような環境にある人の方が幸せかもしれません。
ただ、そんな幸せに気が付くにはかなり年月が必要でしょうし、他人に教えられても容易に理解できるような代物でもありません。
気が付かずに一生を終えてしまう人も多そうです。

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