世の中にはルールこそ絶対だと考えている人がいますが、この考え方は正直改めて欲しいと思います。ルールは秩序を守る規則として必要ではありますが、最優先すると幸せになれない可能性が高いのです。
例えば、TRPGはゲームというより社会の縮図のようなものと言えます。TRPGにはルールがあり、GMもPLもルールに則ってゲームをします。ところが、ほとんどのルールには困ったときはGM権限をルールより優先しろといった記述があり、GMはPLを楽しませるためには時にルールを無視した、あるいはルールを変更する権利を持っています。とは言え、GM権限を乱用すればプレイヤーはゲームとして楽しめないためそのような卓には参加しなくなりゲームが成立しなくなります。つまりPLにはGMを選ぶ権利があるのです。
GM・ルール・PLはそれぞれ三すくみの関係であり、バランスが取れた状態こそ皆が楽しめる環境であると言えるのです。
実社会における政治家・法律・有権者の関係もまた同じと言えます。
実際、ルール至上主義者は本当にルールこそ絶対であると思っていない可能性があります。本当に自分の命が危ない時に自分の命よりルールを優先することがあるでしょうか。
ルール至上主義と口では言いながら、あくまで自分が有利に働くように自分の都合のいい時だけルールを盾にして我がままを言っているだけに過ぎないことも多々あるのです。
身勝手なルール至上主義者にどう向き合うかですが、情を捨て心を鬼にしてルールに基づいて淡々と対処するしかないと思います。
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