2020年6月24日水曜日

同人TRPGシステム

 最近は同人のTRPGシステムでもかなりレベルが上がってますね。
 自分が大学生時代に作っていたときは自分たちで印刷機で刷って製本していたくらいの時代でしたから。

 しかし、同人と市販の大きな違いは出来映えの問題ではなく、売れるかどうか考えずに採算度外視して好きなものを作っているのか、売って利益を得るために作っているのかの違いです。広く評価されたいなら同人といえど市販品と同じように、自分の好みで作るの事を犠牲にして売れるものを作る事を考えざるを得ません。自分の好きなものが世間に評価されて売れればそんないい事は無いのですが、幅の広い趣味の世界でそんなことは極めて稀ですので。好きなことを仕事にするのは良いのですが、趣味を仕事にしてしまうとその辺が辛い所です。

 今は同人でも出来映えが良くなってますし、それに合わせて価格も良い値段になってしまっていますので、買われた方も市販品のような出来を求めるようになっているのは間違いないでしょう。しかも、昔と違ってネットを通じてまるで評論家の如く同人モノにも批判をしてくる事も多くなったでしょうし。
 (昔でも買った同人システムに対する意見交換はあったでしょうが、あくまでローカルの話であって、その同人システムに出会った事すら無い人の耳に入ることはなかったでしょう。)

 個人的には同人は昔のような輪転機を回したようなものやコピー本でも全然問題ないと思います。手に取ってもらえるかどうか決まるのは、見た目重視な日本人では当然なので不利なのは間違いありませんが。
 もし、中身は気に入ったが見た目やレイアウトがイマイチな同人TRPGに出会ったのなら、声をかけて出資したり協力して立派なものを作ってみてはいかがでしょうか。

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