2020年6月25日木曜日

しかしこの流れは果たして良いのか…

 そういえば先日D&Dが差別的な種族を無くす方針だという話を書きましたが、現実世界で差別をなくす事は良いものの、空想の世界でも差別を無いかのようにする事が果たして良いのか、やや疑問があります。

 差別そのものはネガティブな欲求として人間の心の中に存在するのは確かなので、差別をすると何が起きるのか、差別がなぜ問題なのかという事を空想の世界でシミュレートすることで差別自体の問題を提起する必要があるような気がします。

 たしかに、差別主義を称賛するような表現は問題でしょうが、差別という表現そのものを汚いもののように蓋してしまうと、見えないところでもっと大きな差別問題にぶち当たる危険性があります。

0 件のコメント:

コメントを投稿