http://www29.atwiki.jp/prdj/pages/432.html
装備はお終いにしようと思ったら、一般物品を忘れてた。
こういったルールがあるところが、戦術ゲームとTRPGの大きな違いだろう。ゲームの主役である戦闘とは関係が少ないこともあって、どうしてもなおざりにしてしまいがちだが、雰囲気作りの為にもできるだけ使っていきたい。ページ数圧縮のためか、多くの一般物品の説明がされていない(元となった3.5には記述があったのだが削除されている)のが残念だ。ルールが曖昧な品をどうやって使うかはプレイヤーの腕次第。ルールにないものを上手く使いこなせる(無理なくマスターを納得させられる使い方をする)ように目指そう。
とりあえず、ここでは冒険で重要そうなものを上げてみたい。
背負い袋、ベルトポーチ
ルール的には記述はないが、沢山所持品があるのにこれを所持していないのは不自然。入れ物は持つべきだろう。
水袋
重さ4ポンドなので、1.8リットルほど水が入るようだ。中型のキャラクターの場合1日に約1ガロン(およそ3.8リットル)の水が必要ということなので、2袋は持っていないと必要な水が足りない計算になる。ただ、クリエイト・ウォーターという呪文がクレリックやドルイドの0レベル呪文にあり、それらのクラスがいれば、水は無尽蔵に作り出せてしまうので水に困ることは少ない。勿論、全く水袋を持たないということもありえない。水は作り出せても使うためには容器が必要だ。
保存食
説明は無いが、乾パンや干し果実、チーズや干し肉などが入っている。美味しくはないが、食べ物無しでは生きていけない。長旅になると結構な重量になるが、不測の事態に備えて予定する行程の2割~4割増しで準備すべきだろう※。〈生存〉判定で食料を確保しつつ移動することも可能が、移動速度が落ちてかえってリスクが増加するため、食料は携帯した方が無難だ。
クレリックには3レベル呪文でクリエイト・フード・アンド・ウォーターという非常に便利な呪文があるが、修得したばかりではまだ実用レベルではない。高レベルにならないと準備することはできないだろう。
携帯用寝具、冬用毛布
実際に屋外で寝泊りしたことがある人なら判るだろうが、寝具も毛布も無しに寝るのはかなり苦痛。かといってテントは非常に重いので、このあたりで辛抱することになるのが現実的だ。
ロープ
登攀の際の命綱のほかにも色々な使い方がある冒険の必需品。麻製はかなり重いのでお金ができたら絹製に買い換えたい。
松明、ランタン、ランプ
光源は暗視能力を持たない種族の冒険者にとっては生命線だ。ライトの呪文が0レベル呪文として使い放題なので、重要度は高くないが、全てを呪文に頼るのは危険すぎる。全員が暗視能力を持っていないなら少なくともパーティ全体でいくつかは必要だろう。
これらの光源は火打ち石や燃やすための油も必要。
10フィートの棒
熟練者なら説明するまでもないであろう伝統の逸品。この棒でダンジョンの進もうとする場所をつついて罠などをあらかじめ発動させていこうというもの。重量からしても間合い武器も10フィート棒くらいの長さだと思われる。
まきびし
一般的な道具の中では唯一戦闘にのみ使用する代物。実際に役立つのは低レベルのみだが、敵の移動力を減らせるので、うまく使えば戦況を変えることもできる。戦闘に使える関係で説明文が長い。
クラス/技能の専門道具各種
特定のクラス能力や技能を使用するためには、道具が必要な場合がある。基本的には消耗品として扱わないので所持すればOK。身包み剥がれると技能やクラス能力が使えないことだけ覚えておけばよい。
馬
基本移動力がパーティ全体に比べ低いキャラクターは必須とも言える。移動行程時間が長くなればなるほど、リスクも大きくなるからだ。特に小型のキャラクターや重戦士は足を引っ張りかねないので、騎乗動物が移動できない場所でない限り戦闘用でなくてもよいので馬やポニーを準備すべきだろう。
ロバ、ラバ
【筋力】が低いのに軽荷重にしておきたいウィザードやソーサラーにはほぼ必須とも言える。特に低レベルは最低限の装備と硬貨の重量だけで荷重制限に引っかかってしまう。ある程度は仲間に持ってもらうとしても、全員軽量級だと他人に荷物を持ってもらうこともできない場合があるからだ。
荷重に余裕がないと、財宝を入手しても重すぎて泣く泣く置いて行くと言う事態にもなりかねない。金欠な序盤なら銅貨も重要な財宝だ。
※これはランダムエンカウントのリスクを想定しての話だが、プレイ環境の変化によってあまりランダムエンカウント判定をしない場合が多くなったので、現状とは合致しないかも知れない。しかし、ランダムエンカウントをしないだろうから食料も予備を持たないという考えは危機管理能力が低すぎる。コンベンションや単発ならともかく、キャンペーンなら突然マスターがランダムエンカウントをするといっても文句は言えないはず。
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