もし、クトゥルフを遊んでいた人がファンタジーにも興味を持ったのなら今はゴブリンスレイヤーTRPGをお薦めします。
ゴブリンスレイヤーTRPGはリスクマネジメント型のシステム(限られた手札の中でいかにやりくりするかを考えるタイプ)なので、パスファンダーやアリアンロッドのようなファンタジーのシステムの主流である最適化型のシステム(多数のデータの組み合わせからキャラを構築するタイプ)よりも、クトゥルフを親しんでいる人の方がもしかしたら相性が良いかもしれません。クトゥルフでのSANとゴブリンスレイヤーTRPGの継戦カウンター&消耗はほぼ同じ立ち位置ですし。
90~00年代のファンタジーが主流だった時代は最適化型のシステムの方が圧倒的に評判がよかたっと思います。この時代は技術革新や合理化・効率化がもてはやされた時代でもあります。
それ故、発展性がないリスクマネジメント型のクトゥルフはマイナーシステムであったとも言えます。
ところが、社会の変化によって、今はリアルの世界でも「脱出ゲーム」のようなリスクマネジメント型の娯楽がうけるように、TRPGでもリスクマネジメント型のシステムに抵抗のない人が多くなったのではないでしょうか。
昔の時代の人間からするとリスクマネジメント型のシステムはストレスを強く感じ、評価されるのは首をかしげるかもしれませんが、今の人とは本質的に面白いと思う感性が違う(そして幼いころから積み重ねで出来た価値観なので容易には変えられない)のではないかと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿