2019年7月8日月曜日

ゴブリンスレイヤーTRPG入門者ガイド 11 (呪文)

 このシステムでブレイクスルー(切り札)とも言えるのが呪文です。
 使用回数は少ないのですが、非常に強力で戦況を逆転させられます。
 6時間の休息を取ることで回復できますが、容易に回復させてもらえる機会は少ないので1日の使用回数がこのシナリオでの使用回数になる事が多いでしょう。
 残り呪文使用回数が0になった場合、オーバーキャストとして2d6消耗することで呪文を使用できますが、消耗が激しすぎるので死を覚悟しなければならないでしょう。

 呪文を使用する際の注意点としては、精霊術は【精霊の愛し子】を取得していないと触媒が必要となり、精霊使いの鞄を所持しないといけません。祖竜術には竜司祭の触媒入れを持っていないと一部の呪文が使用できません(触媒を必要としない呪文しか習得しない場合は持つ必要なし)。
 真言呪文は発動体、奇跡は聖印を持つと呪文行使判定にボーナスが貰えます。これらは必ず持たなければならないわけではありませんが、余裕があれば持った方が良いでしょう。

 呪文で最も派手な活躍が出来るのは範囲攻撃呪文といえます。呪文の達成値を元に、抵抗判定の目標値、呪文の威力、呪文の効果範囲が決まります。範囲攻撃の場合達成値が高いと抵抗しにくく、威力もあって、範囲も広くなるため劇的な効果が得られることになります。
 ただし、注意が必要なのは「対象:すべて」の記述があるかどうかです。
 《火球》《竜息》《力球》《熱波》《吹雪》《破裂》の呪文には「対象:すべて」の記述があるので敵のみにダメージを与えられますが、《石弾》には記述がありませんので無差別にダメージを与えてしまいます。《石弾》の呪文は乱戦中は仲間や人質にも当たってしまうので先手を取って人質などがいない場合しか使えません。
 また、「対象:すべて」の記述があっても、対象から外せるのは視認出来るものだけです。もし、効果範囲内で視認できない場所に人質などダメージを与えてはいけないものがある場合は巻き込まれてしまいます。

 範囲攻撃呪文以外では単体攻撃呪文、回復呪文などを習得しておけば間違いないでしょう。味方を強化する呪文はある程度レベルが上がってからでもいいような気がします。戦闘が一瞬で終わってしまう事が多いからです。
 戦闘以外にも便利に役立つ呪文があるいので、レベルが上昇して覚えられる数が増えたら習得すると良いでしょう。便利呪文は使い方次第では(GM的に)かなり危険な呪文が結構あります。

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