2019年6月21日金曜日

高レベル帯での敵の数 その4

 高レベルでのボス戦の場合、レベルの低い敵をある程度数出さざるを得なくなります。
 というのも、統率できるモブはボスのレベルの半分以下のためです。
 かと言ってモブを多量に出すとこれまた処理が面倒な事になります。1体のボスが統率できる数には限りがあるので、残ったモブがそれぞれ行動するとなるとGMの処理回数が増えてしまいます。

 ルールブック上ではボスは1体又は2体というルールがあるので、この2体というルールを利用してみます。ただ、PCレベルを上回るボスを複数出すのはかなり危険なので、2体目のボスを低レベルのものに分割します。また、さすがにボスを複数出す場合はモブは上限ではなく同レベルのPCの人数までの方を採用します。

 こうすると、7レベル4人のPCに対して、9レベルのボス×1、5レベルのボス×4、5レベルのモブ×4、1レベルのモブ×16といった敵集団が作れます。数は25体もいますが、9レベルのボスが5レベルのモブを、5レベルのボスが1レベルのモブをそれぞれ4体ずつ統率して5つのユニットを組むのでGMが主行動を行うのはボス5体のみとなって処理は実際の敵の数の割りには簡単になります。
 PCの人数が増減する場合は5レベルのボス1体と1レベルのモブ4体の1ユニット単位で増減させればよい事になります。


 ちなみに、雑魚をたくさん用意するのは絶対というわけではなく、途中の戦闘で沢山出したならボス戦は少数精鋭にする方法もあります。似たようなパターンの戦闘が続かない事が大事なので、毎度毎度雑魚多数にする必要はないのです。
 特にボス戦まで範囲攻撃呪文を温存している場合、高確率で初手《火球》《石弾》が飛んでくるでしょうから、ボス戦で弱いモブが活躍する機会は低くなります。もし出すなら2ラウンド目以降の増援が良いかもしれません。

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