2021年11月21日日曜日

体感勝率と実質勝率

  すこしツィッターの方で書いたのですが、現代のTRPGの戦闘バランス的には9割以上の確率でPC側が勝利するくらいで問題ないという事が判ります。実際には9割でも結構危険で、勝率9割の戦闘を1シナリオ1回すると、全5回のキャンペーンでも約41%の確率で途中で全滅してしまう計算になります。勝率9割5分でも約23%の確率でキャンペーン途中で全滅する事になります。

 しかし、実際にプレイをするとPLには体感勝率が7割~9割くらいの勝率に感じさせなければ全く緊張感のない戦闘になってしまいます。使い捨ての駒であるボードゲームと違ってキャラクターに思い入れのあるTRPGの場合、体感勝率5割の戦闘はかなり悲壮感が漂ってピリピリムードになるのでそこまでギリギリにする必要は無いでしょう。体感的に負ける可能性をPLが認識できれば問題は無いです。(実際、対戦ゲームの場合では強さが同じだと実質勝率5割になるのですが体感勝率7割ぐらいの方が心地良いように、娯楽としては体感勝率が7割は欲しい所です。)

 したがって体感勝率7割~9割、実質勝率9割~9割8分くらいにする必要があると言えます。勝率9割という設定は体感と実質の勝率が同じなので比較的バランスを取りやすいという事です。慣れてくれば、体感7割・実質9割8分というバランスにも(イカサマをしなくても)出来るようになると思います。

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