2019年2月28日木曜日

TRPGのビジネスモデルについて

 ここ最近の考えではありますが、TRPGビジネスモデルとしてはプロのGMとプロのシナリオライターという形を取っても良いのではないかと思います。
 マジック(手品)などと同じで、プロのGMは例えば1プレイ1日5万円ほど(オフラインセッションの場合)のマスタリング料をPLからいただいてプレイします。そのプロGMは時にプロのシナリオライターから1本例えば10万円の商売用のシナリオパッケージを買います。このパッケージはシナリオとそれを遊ぶのに必要な小道具や実際の研修費もすべて含みます。このシナリオは一般には市販しません。あくまでプロGM向けです。
 それ相応のお金を頂いでGMをするのですからプロGMになるのは簡単ではありません。マジシャンと同じようにプロのエンターテナーです。もはや遊びではありません。

 多くのプレイ環境ではGMの数は十分とは言えないでしょうし、なにより現在のGMは大半が好きでやっているとはいえ、複雑なシステムの場合だとシナリオ作りやその小道具の準備に実際のプレイ時間の何倍も準備に時間をかけていることが多いのでプレイヤーの人もそのことを認識する必要があります。PLがGMに完璧なマスタリングを求めるならそれ相応の対価を払う必要があるのではないかと思います。

 ルールブックを売って利益を上げるというスタイルは正直難しくなってきていると思います。
 かといってシナリオ集は消耗品な上に限られたGMしか買わないので1/10程度しか売れないのに同価格帯では利益が出ません。そもそも物を売って利益を上げるという販売スタイル自体が難しい時代なのです。
 いままでルールブックさえあれば(時にはルールブックすらなしで)タダ同然で遊べていたものでお金を取るというのは最初は抵抗はあるでしょうが、GMを安定的に供給する手段としてはアリじゃないかと思います。

 GMの負担を減らす手段として、とりあえずは遊びたいPLが共同でシナリオを買ってGMをしてくれる人に提供してマスタリングしてもらうといった形でもいいと思います。

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