2018年11月2日金曜日

Pathfinder RPGのGMをしよう!

 うーん、なかなか普及してないみたいですねぇ…
 DACでGMをされている方も自分がDAC愛知でGMをしていた頃とほぼ変わらず新規でGMをされる方もあまりいないようで。オンラインの事は判りませんがコンベンションでPFのGMをされる方って日本中でも何人もいないような気もするのですが…どうなのでしょうかね。
 自分も子供の難病とかのこともあってTRPG自体から離れてしまっている過去の人間なのであれこれ言える立場ではないのですが、せっかく日本語版が出るというのに少し寂しいものがあります。

 まぁ、今少し離れた位置から見て普及が今一つな原因は…
・基本無料
・ルールが肥大化している
・日本語シナリオがあまりない

 基本無料はPLの普及活動には役に立ちましたが一向にGMの増加にはつながっていない気がします。GMをしようとするとある程度投資しないといけません。今なら紙製の駒もあるので比較的お金をかけなくてもそこそこの環境が整えられますが、そもそもPLをするだけなら全くお金かけなくても良いのでGMに普及にはつながっていないのではないのかと思います。
 なによりもGMにとってはシステムとシナリオとマスタリングでその3つがバランスよく必要です。しかしシステムだけが肥大したためにシナリオやマスタリングの負担が大きくなっている気がします。もちろんGMには権限があるのでルールを絞り込めばいいのではありますが、使用するシステムを絞り込むのはそこそこ熟練しないとできません。(既製品のシナリオでも新しい作品だと追加ルールを使用している場合が多いのでルールを絞り込むためにはシナリオ自体を手直しする必要があります)
 日本語のシナリオが無いのも厳しいです。コンベンション用のシナリオともなると大きなミスは出来ないのでかなり時間をかけて作りますし、GMにとってシナリオは資産であり消耗品なので他人に譲る事もしません(そもそもプロが作ったものならともかく、素人が作ったシナリオは自分用に調整しないと遊べません…少なくとも自分なら)

 実際GMはとにかく回数重ねて経験を積まなければ上手くできないのですが、それだけ経験を積むことが難しくなっているのかもしれません。身内なら失敗しても「今日はダメだった。あはは。」と笑い話で済むでしょうが、見知らぬ人が来るコンベンションともなると失敗が許されないので相当気を使います。
 根本的に今TRPGのGMができる環境って今十分にあるのでしょうかね。自分の大学時代のTRPGサークルも解散していますし、なかなか失敗を恐れず自由にGMを練習する環境が無くなっている気もします。PLの方も酷いマスタリングでうんざりなんて時間の無駄だと思ってしまうでしょうから。でもそれを乗り越えないとシナリオなんて作れないですし、コンベンションのGMなんて大変な事はできないです。
 仲間内でGM持ち回りで遊ぶのではなくコンベンションやオンラインセッションなどが主体になって限られた人しかGMをしなくなった結果、(好きでやっているとはいえ)GMの負担が大きくなってしまった事がTRPGの欠陥とも思えます。

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