2017年8月9日水曜日

「女はエンジニアに不向き」と主張したグーグル社員の話

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170808-35105493-cnetj-sci

自分も生物学系の人間だからかもしれませんが、この解雇された社員の考えにはあるていど共感できます。
ただ、男だから女だからではなく、どちらかというその傾向が強いというだけで各個人について多様性はありますから、特定個人に対して「男なんだから」「女なんだから」という言い方は明らかに間違っています。

男女差別だという話になってしまうのは、男が得意とする傾向の仕事の方が女が得意とする傾向の仕事より評価されてしまいがちな、仕事内容の差別が本質的にあるのではないかと思います。
以前も話しましたが、外で稼いでくる夫と家で家事子育てに専念する妻ではどちらの仕事が評価されるのでしょうか。外での仕事と家事子育てが等価値の仕事であるという意識があるなら、差別意識なんて起きませんし、たまたま夫の方が家事・子育てに向き、妻の方が外で働く仕事に向いている夫婦がいたとしてもなんらおかしな夫婦だとも思われません。

なお、今回のエンジニアに関しては自分も仕事は関わったことがないのでよく判りませんが、もし男性の方が一般的にその仕事に適正があったとしても女性比率を上げた方が全体として会社がよくなると判断するなら積極的に女性を登用するのはありでしょう。

追記:「女はエンジニアに不向き」という表現が拙いという気もします。例えばエンジニアを希望する男女比が10:1だとして、優秀なエンジニアの男女比が10:1であるなら男女差はないことになります。むしろ5:1なら女性のほうが優秀とも言えます。不向きというよりは希望者が少ないから絶対数が少ないだけなのかもしれません。

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