2013年3月13日水曜日

パスファインダーショートキャンペーン -パルメシア騒乱 第二部 その1-

 前回、PC達が探索中に王城はクーデターに合い、魔物たちに乗っ取られてしまった。
 PC達はカルペンスの親友、ジャックをリーダーとする結社にかくまってもらうこととなる。
 マルスのPCは仕事の都合で今日は遅れるため、当面4人で進むことに。

 魔物に制圧された王城は球状の結界(フォースフィールドのようなもの)に包まれて入ることすらできない。この結界を起動する装置ははるか昔からこの城の中にあったものだが、起動方法を誰も知らなかったものであった。しかし、何者かによって起動されてしまう。ただ、この結界はちょうど装置の真下、つまり王城の地下には働かない性質があり、この城にある秘密の逃走経路から潜入すると事となった。(※1)
 しかし、秘密の出口は湖の底のため、マルスの師匠であるポライオスの助力によりいくらかの魔法の品とウォーターブレスのポーションを貰い受ける。(※2)
 なお、ポライオスに前回依頼をした謎の秘薬による魔物への変身の件は、秘薬を飲んで変身してしまっても1分間の間だけは死亡後に人の姿で死体が残るが、それ以降は魂ごと消滅してしまうという事実が判明する。しかも変身は魂そのものを変質させてしまうため一度変身してしまったら元に戻す方法はないという残酷な事実まで判った。
 万が一を考慮して、リザレクションのエリクサー(※3)も渡される。

 湖底をすすむと、たしかに城に通じると思われる扉がある。カルペンスが調べると非常に複雑な装置で封じられており、解除を試みようとするが背後から巨大な怪物の姿が…
 ガルガンチュアサイズのハーフドラゴン・ジャイアントガーというけったいな魔物の登場。(※4)
 カルペンスが扉の装置の解除を試みるため、他の3人が壁になるが、それ故ドラゴンブレスを全員が直撃。ホワイトドラゴンがついているので冷気のコーン型なんですな。
 その後、ハイヤテはミラーイメージで5人の分身を作るが、非情にも分身を無視して本体に噛みつきがクリティカル!一気にhpが2点と大ピンチに。
 そもそも分身した仲間を確実に回復させる手段がない致命的な問題は解決していないので、回復させるだけで一苦労。それでも扉の装置を解除する(※5)前に、このガーを撃退。

 水中の道を進むと、今度は縦穴になり、上のほうから明かりが見える。早速、偵察能力の高いユーカが先行するも、不注意で途中の罠に引っかかって串刺しに。罠そのものはカルペンスが楽勝で解除。(※6)

 水面まで来ると10ftほどの滑りやすい井戸の石組みを登らないと上に出られない。ユーカが登って見回すと、部屋の向こうの方でオーク達がなにやら喋っている。リチャードの乗馬アルタックスにレビテートをかけるなど水中で準備をした後、ユーカが透明になってオークたちの横をすり抜けて背面を取ったところで井戸からリチャード&アルタックスが飛び出して戦闘開始。
 ちなみにオークはレンジャー(案内人+遊撃兵)でルッツェンハンマー持ち。移動要塞のリチャードにはレンジャーの集中を使っても全く攻撃が当たらず、オークを攻撃したために姿を表したユーカに一撃を与えるのが精一杯。防御は紙ペラなのであっという間に殲滅される。なお、カルペンスは〈登攀〉判定に失敗し続けて井戸を登ることができず、戦闘にすら参加出来なかった。(※8)
 一応、生き残りを起こして尋問すると、彼らは見張りと言う名目でこの部屋から出られないとのこと。食事だけはもらっている模様。この部屋の上の部屋には骨の化け物がいてそれより上の部屋に行けないらしい。
 なお、この部屋の見張りを命じたのは話からするにリチャードの伯父、ナロンのようであった。

※1 そもそも当初のシナリオの予定と違うので結構無理な設定だったりするが、仕方が無い。
※2 正直、水中戦対策をゲーム開始後にしろというのは残酷なので、ゲームをスムーズに進めるため今回のシナリオで使えそうな使用回数の少ないワンドやスタッフなどを渡した。
※3 ルールブック上には存在しないイベントアイテムだと思ってもらえればよい。
※4 ジャイアントガーにジャイアントテンプレートとハーフドラゴンテンプレートをつけた代物。計算上CR9のはずだが、おそろしく強い。装置さえ解除して扉の中に入ることができれば倒さなくてもよい敵だったので最初の敵の割りに強かったのである
※5 個人的に良くやる手法だが、戦闘中に〈装置無力化〉で数回分成功すれば装置が解除されて戦闘を終わらせることができるというパターンだった。なお、目標値より5高いごとに成功回数を+1回できることにしてあるので、高い達成値だとあっという間に成功できる。敵を倒す以外に解決法があると普通とは違った展開になる場合もあるが、今回は普通に敵を倒してしまった。
※6 CR10の罠だったのだが、カルペンスは罠解除に特化しているので判定が要らない位、基準値が高いのですな。それでも今回のようにPLの不注意で罠に引っかかることがある。罠は使いすぎるとうざったいのでアクセントに使うだけ。
※7 レンジャーの集中+《強打》+《渾身の一打》+《狂乱集中》だったのでそれなりに命中もダメージをあったのだが、いかんせんリチャードの圧倒的なACの高さの前には無力。普段からAC37とかいってますからねー。馬に乗っているのでサイズ大きいし、常に前に出てくるからマスターとしてもまず当たらないのが判っていても攻撃しないわけにはいかないのですよ。ブレストプレートしか着ていないから敵の視点から見てもそんなにAC高いようには見えないですしね。
※8 一応、こういう事態が起きないようにビーストシェイプⅠのワンドを渡しておいたのにPLは気がつかなかった。

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