2020年4月6日月曜日

ゴブリンスレイヤーTRPG 考察から怪物を創造してみる

4/18:一部不備な技能を調整

 今までの考察を元に新たな怪物を創造してみましょう。

 怪物の形状ですが、大目玉をベースとした怪物で、大きな目玉に奇怪な蔓植物が球状にに絡み合い、何本もの蔓が触手のように生えた怪物としてみます。浮遊はしていません。


緑目玉(グリーンアイ) レベル7
生命力:60 呪文抵抗力:20(2d6+13) 分類:デーモン
移動力:30 先制力:2d6+2 知能:高い モラル:7
攻撃:蔓の触手 タイプ:近接 射程:なし 達成値:19(2d6+12) 威力:2d6+5/殴
防御:回避:18(2d6+11) 盾受け:なし 装甲値:7(外皮)

支援効果
ボス1体の回避値を+2し、行動回数を1回増やす/射程:10m

特殊能力
「ボス」(統率者/3)

「2回行動」/「蔓の触手」と「召雷の睨み」を1回ずつ行うことが出来る。

「6本の触手」/6本の蔓の触手による攻撃で近接範囲内の6体までのキャラクターに同時に攻撃を仕掛けることができる。蔓の触手による攻撃はダメージを半分にする代わりに【拘束攻撃】を行うことが出来、-4の拘束ペナルティを与える。
 この蔓は斬属性の攻撃によって回避値+6以上で命中すれば1本切り落とす事ができる。【薙ぎ払い】を行い、複数体分をこの怪物に割り当てれば一度に2本以上の触手を切り落とす事が出来る。拘束されている触手を切り落とせば拘束は解除される。
 切り落とされた触手は治癒呪文や長期療養で回復する。
 痛打で出目3の場合、攻撃した属性に関係なく触手1本を切り落としたのと同じ処理をする。
 同じ目標には1度に1本の触手しか攻撃できないが、既に拘束した者を別の触手で攻撃することは可能。

「召雷の睨み」/達成値[22(2d6+13)]/射程:30m/主行動で使用する。この怪物に睨まれた目標1体に落雷が落ちる。呪文抵抗判定に失敗した対象は「4d6」点の風属性のダメージを受ける。抵抗に成功すればダメージは半減する。装甲値では軽減できない。

「魔力吸収の視線」/この怪物の目が開いている間は、この怪物の近接攻撃範囲内で使用した呪文や近接攻撃範囲を効果範囲に含む呪文が発動せず、代わりに怪物の負傷が2d6点回復する。すでに発動している呪文には影響がない。

「刺耐性」/刺属性の攻撃は装甲値を引いた後で半減される。ただし、【発勁】で1点でも消耗した攻撃に対しては、この耐性は無効化される。

「急所」/この怪物が目を開けている時に刺属性の攻撃によって回避値+6以上で命中した場合、怪物の目に攻撃が命中する。装甲値を0と扱い、「刺耐性」も無効化される。さらに、このラウンドと次のラウンドの間、視力と「召雷の睨み」と「魔力吸収の視線」の能力を失う。
 痛打で出目4の場合、攻撃した属性に関係なく目に当たったのと同じ処理をする。
 目を開けていない時は急所に命中することはなく、痛打による効果を含め影響を受けない。

「振動感知」/視力を失っても、地面の振動で目標を知覚できる。視力を失っている間は空中に飛行・浮遊している者を知覚できない。知覚できない者に対する命中判定と回避判定は-6ペナルティを受ける。


加えて単独ボスの場合は以下の能力を付与します。
「孤高」:通常のボスと異なり、統率者(モブの支援効果)を持たない。また、「群れ」による支援効果も受けられない。

「痛打耐性」:PCが祈念により通常命中を大成功に変更した場合、このボスには痛打が発生しない。出目12あるいは技能によって大成功になる場合は通常通りに痛打が発生する。

「根性」:負傷数が生命力の3倍まで耐えられる。(PLが5人なら4倍、6人なら5倍としてもよい)

 根性もち単独ボスでも軽く見積もると、戦闘職5レベル持ち4人が鈍器で殴り続けても普通に攻撃が命中して怪物の攻撃をそこそこ避けられれば4~5ラウンドで倒せるであろう計算になります。ただし、何も起きなければの話です。




 実のところ当初は属性耐性で属性の差別化を図ることを薦めていましたが、モンスターの耐性はPLサイドからするとネガティブでメンドクサイ要素なので、反則的な力を持たせる代わりに特定の属性で攻撃すると能力が弱体化するという形をとる方がよりPLサイドからするとポジティブに属性の使い分けをしたくなるのではないかという考えに至りました。もちろん、耐性も併用しても良いでしょう。
 今回は特定属性による追加効果が強力なのでレイドボスの記事のところで用いた「回避値+6以上で」という要素を用いましたが、単純に特定属性で攻撃するとダメージに加えて程よい追加効果をボーナスでもらえるような形式にするだけでかなり面白くなるような気がします。

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