2018年7月18日水曜日

不足しているのに余る状況

市場流通する商品の値段が決まる要因としては
・生産コスト
・市場価格
で決まると一般的には考えられていますが、情報と流通が発達した現在ですと
・消費者が妥当だと感じる価格
で結構価格が頭打ちするような気がします。

今年は国産ウナギがすくないにもかかわらず余っているというニュースが流れました。
実際にどうなのかは判りませんが、市場価格が消費者が鰻に払える金額を上回ってしまうと売れなくなります。
この場合、一時的には値段が抑えられますが長い目で見れば採算が合わない仕事になるのでそもそも鰻の生産自体がなくなっていくことなります。
まぁ、鰻自体が嗜好品で「いくらでも金を出して食べる」という人がいるでしょうから全くなくなることは無いでしょうが。

こういう事態は色々な分野で起きていると思います。
「技術的には可能だが採算が合わないから不可能」
という事なのですが、下手に消費者が技術的には可能な事を情報だけ知ってしまうと自分の手に入らなくてかえって不満だけが溜まってしまう気もします。
自分で作れるものならともかく、自分ではどうにもならないものが多すぎる時代ですからね。

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