2013年5月28日火曜日

ジューンベリーがカラスに狙われる

 種取り用のジューンベリーは多少カラスの害で折られても諦めていますが、製品の方はカラスに襲われると酷い目にあうので、全て色づく前に摘果しました。
 特に‘スノーフレーク’と言う品種は被害が甚大な上、播種用には向かないので全て落としています。
 ‘ロビンヒル’はどういうわけだか元々実が殆ど成らないですね。完全に花用品種です。‘バレリーナ’は種を採るため実は残してありますが、元々晩性種なのでまだ殆どいろ色づいていません。
 ‘チーセン’他アルニフォリア系は一応実は取ったが、どういうわけだが種まいても余り発芽しないですね。
 結局、野生種というか一番オーソドックスなのが一番種取用に向きます。というか、日本で一般的に出回っているのは‘オータムブリリアンス’という品種の実生系だと思われます。
 我が家には20年以上前からある輸入苗から取り木した親木がありますが、たぶんこれは‘オータムブリリアンス’と言う品種でしょうし、まだ日本でジューンベリーが普及していなかった頃、この木から採取した種をまいた苗を大量に関東に送ったことがありますので。おそらく、同じ時期に他の生産者も大量に種を蒔いたと思いますし。
 14品種ほど栽培していますが、それぞれの品種で長所短所が明確にあるので、実生でもほぼ性質が変わらない一番一般的な‘オータムブリリアンス’の系統が一番扱いやすいと言うのが現状です。

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