入門者と熟練者が同じ土俵で有意義に遊ぶにはルールを最小限にして置いた方が無難だと思うが、そうすると熟練者がどうしても不満が残る場合があるだろう。
原因の1つはキャラクターにバリエーションが少なくなってしまうためである。実際には基本ルールだけでも色々なキャラクターを作ることは可能なのだが、ある一定以上の強さを求めてしまうと定型パターンに落ち着いてしまうのである。
入門者と熟練者が共に満足するには少ないルールと自由度を両立させる必要があるかもしれない。
そこで2つのハウスルールを用意してみた。
①「相当」ルールの採用
和製RPGでは良く用いられているのだが、別のものを「○○相当」として見た目の変更を認める。あくまで見た目の変更であってルール的にはなんら変更は無い。もちろんマスターを納得できるだけの説得力は必要である。
②簡易特徴ルールの採用
特徴ルールは基本だけでも採用するのをお勧めするのだが、それでも膨大なデータになってしまう。
そこで、より簡単にするため、2つの技能を選択し、+1の特徴ボーナスを得て、その2つの技能をクラス技能とするというものである。
ただし、なぜその技能が得意なのかGMを納得させる設定を用意しなければならない。
すでにクラス技能となっているものを選択する場合さほど問題は無いが、新たにクラス技能として追加する技能を選ぶならば、それなりのキャラクター設定が必要なはずである。
有利さを追求するればするほど、こじつけだとしてもしっかりした設定が求められる。
実のところ、どちらのルールもGMの寛容さとPLのセンス&モラルがあって始めて成立する。この程度の緩いルールで問題が起きるようなら、サプリメントの導入は諦めた方が良いかもしれない。
GMとPLの阿吽の呼吸が合ってはじめてゲームは成立すると思うからである。
0 件のコメント:
コメントを投稿