2022年7月19日火曜日

敵となりえる宗教

  あくまでTRPGの話ですが…

 自分達が作っていた同人TRPGの世界観を構築していた際、他の方がPC向けの宗教だけを作っていたので(元々GMばかりしていた)自分としては敵対的で邪悪な宗教も作りたいと思っていました。そこで参考にしたのは主にD&Dのグレイホーク(一部フォゴットンレルムも参考にしましたが)。悪属性の信仰を中心に読み込んで、悪の宗教とは何かを考えました。


①信者から搾取する

 搾取とは限りませんが、信じない者は祟られる、生贄を捧げさせるといった宗教は昔話や神話でも割とあります。信者以外にはあまり影響は無いですが、根本的に破綻気味なので新たな信者を外から獲得しないと組織が崩壊する可能性があります。


②自分達さえよければよい

 己(組織)の利益を追求します。外に対しては特に興味を持たずに孤立しています。しかし、外の人がどうなろうが知ったことではないという感覚があるため、結果的に外に害を及ぼす可能性があります。


③自分達こそが正しい、外は間違っている

 自分達の考えを絶対視し、外を敵対して攻撃するパターン。己の正義を振り回すので割と厄介な存在です。一神教は基本的にこの考え方になりがちです。


④弱者の側につき争い事を増やして存在を示す

 例えば戦争を司る神はこのパターンになってしまいます。平和になると戦争を司る神の存在は必要となくなってしまいます。そこで、不満のある弱者の側について争いごとを起こして自分の存在意義を示すというものです。弱者の味方という形こそは良いように見えますが、見方を変えれば弱者を食い物にしているとも考えられます。


⑤理解不能

 全く価値観が違いすぎて外の人から理解する事が出来ません。異世界の神などに多いタイプ。


 上記の組み合わせで大体構成されます。しかし、PCに敵対的な宗教を構築していく上で、本来の意味で「悪」とは限らない(本人たちからすれば正しい事をしていると思っている)為、結局自分も邪悪な宗教という書き方はしませんでした。

 善悪は相対的なものという考えに至ったのはこのためです。

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