2020年8月11日火曜日

初心忘るべからず

 格ゲーやシューティングゲームが衰退したのはユーザーの要望に応え過ぎたために新規顧客を失ったという事はよく言われますが、これはあらゆる趣味で必ず起きる現象なので趣味に関わる人間としては常に注意しなければいけません。

 TRPGでもこの問題が起きていたであろうと感じる時期もありました。
 山ほどのデータに埋もれたシステムもそうですし、立派なミニチュアを並べて遊ぶシステムもそうですし、演出をゲーム的に強要するシステムもそうです。
 複雑なデータを組み合わせるのは理系人間だと何かと楽しくなってしまうのですが、まさにゲームが複雑化し新規が入りにくくなります。立派なミニチュアは確かに見映えは良いのですが、リアルマネーがまともにかかるのでこれも尻込みしてしまう原因になります。演出をするのは楽しいのですが、システム的にそれを要求したり演出をしなければならないという卓内での圧力をかけられると楽しくない人も結構います。

 TRPGも他の趣味同様に、楽しい要素も行き過ぎればいつ衰退してもおかしくない要因を理系的にも文系的にも金銭的にも抱えているということを知っておく必要はあります。

 最近はオンラインセッションが増えたのはいい事ですが、オンラインセッション用の準備が立派になりすぎてGMの負担が大きくなる事は注意すべき要因だと言えます。
 GMが頑張って準備するという事自体は悪い事ではない為、余計に問題になり得るのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿