2012年9月14日金曜日

DAC2012の卓分けをみて

 参加はしていないものの、陰ながら応援しているものとして、ついに心配していた状況なったと感じます。
 パスファインダーの状況が、衰退してゆく趣味の典型的なパターンに陥っているのです。
 もちろん、それぞれのマスターの方を批判しているわけではないですし、魅力的な卓ばかりだと思います。
 ですが、全体の流れとしてはかなり行き詰まりを感じます。

基本的に

1:低レベル
2:初心者対応
3:標準的なルール(及び世界観)
4:新規マスター

という4つの点で現状不足しています。

 それぞれのマスターも、当然自分も楽しむために卓を立てています。熟練マスターにとって、低レベルや基本ルールのみでは何度も遊んで飽きていますし、初心者対応は準備も大変でエネルギーも使う割りに思ったほど初心者が入ってくれず努力が報われないのも事実です(自分も体験していますので)。
 それにprdjを立ち上げてからもうすぐ丸3年(あれ?4年だっけ?)になりますが、いまだオープンなコンベンションでマスターをする人は全国でも両手で数えられるくらいしかいないようです。なかなか普及には至っていません。それでいて新しいサプリメントは(D&Dほどのペースではなくとも)次々と出ており、熟練者達はどんどんステップアップしていき、現状のprdjのデータですらとても初めての人たちが熟練者達と肩を並べて遊べる状況とは言えません。仲間内同士で遊ぶならどれくらい膨大なデータがあろうが関係ありませんが、オープンな環境で遊ぶにはデータが多すぎます。
 
 今現状自分にはなにもできることはないですが、コンベンションでは初心者向けでなくとも良いので、初心者対応ができる卓が立つ事を望みます。今現状だと「誰が猫の首に鈴をつけるのか」と言う状況になってしまっています。ですから、できればプレイヤーとして遊んだことがある人に新たにマスターになって欲しいものです。ミニチュアなんて無くても大丈夫。TRPGは会話がメインです。駒は紙の駒や適当にその辺にあるもので十分遊べます。

 とりあえず今遊んでいる人たちは今は遊べているから大丈夫だと思うかもしれませんが、いかなる趣味も新しい人たちを常に入れ続けなければ必ず衰退していきます。
 今の(日本の)パスファインダーは黄信号です。

追記:この文章は一部の方にとても不快を与えてしまったことをお詫びします。

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