2012年9月10日月曜日

パスファインダーショートキャンペーン -パルメシア騒乱 第1章 その1-


 オラクルのリチャードはパルメシアの主、バドラス王より忍びの里(※1)が魔物に襲われて壊滅したとの情報が入ったので、その調査ともし魔物がいるならば退治をしてこいと命を受ける。
 王の間から出たリチャードは王女のシャーナ姫より役に立つかもしれないからと、モーニングスター+1、キーン、マジカルビーストベインを預かる。この武器はこの国に伝わる3つの武器(※2)の1つであった(かといってこれ以上特別な能力を持っているわけではない)。リチャードの主武器はモーングスターだが、パーティで相談の末、ニンジャのユーカが持つこととなった(王家に伝わる大事な武器なのに)。

 とりあえず、冒険者仲間のPC達一行が合流し、情報収集によって忍びの里を襲ったのがブレイという魔獣であることが判明。忍びの里へむかうとそこは壊滅状態で瓦礫のみで跡形もなくなっていた。呆然とする一行の足元よりブレイが襲い掛かる。が、一番足音を出していたのがリチャードの騎乗馬のアルタックスだったためパーティの正面に出現することに。一番硬くてタフなリチャード&アルタックスに攻撃をしたため、一撃は当てたが致死には至らず、その後マルスのまどろみでKO。ハイヤテのとどめの一撃で首を飛ばす(※3)。するとそのブレイは首の刎ねられたユーカの古い友人ラネイの死体となり、その後灰となって崩れ去った。なにやらポリモーフのようだが、違和感を感じる一行。とりあえず森の中にあるラネイの住む小屋を捜索することに。

 小屋を捜索すると、ラネイの日誌を発見する。日誌には森の中にある古い研究施設にゴブリンと王国の騎士団が出入りしていると記されていた。しかし、日誌を調べている間にいつの間にか小屋はウォーグの群れに取り囲まれる。馬にいつも乗っているリチャードだけは小屋の外にいたが、知覚が低いので囲まれるまで気がつかなかった。ウォーグたちは果敢に攻撃するも入り口の前で構えているリチャードには全く当たらず、リチャード&アルタックス、ハイヤテ、カルペンスのダメージとマルスのまどろみで各個撃破されて終了(※4)。マジカルビーストベインを持っていたユーカは小屋に飛び込んでくるウォーグに対応しようとしたが出番無し。

 一匹を捕まえて他を殺すと今度は忍び里の者の姿になって灰となった。どうやら錬金術が関わっているようなので、とりあえず検体をマルスの錬金術の師匠、ポライオスの元に運ぶが、すぐには判らないので暫らく時間をくれと言われる。街に戻ったついでに騎士団の動向を探ると、騎士団長の息子リューンがローブ姿の怪しい術士や何人かの部下を連れてしばしば姿を消していることが判明する。

 一行は準備を整えて今度は研究施設へと向かった。

※1:PLの意向により、ただの村が忍びの里に変更。矛盾がない限りPLの希望で設定を変えたり、シナリオの結果によって設定を後づけすることは結構ある。
※2:3本の武器のうちもう1本は騎士団長が所有、もう1本は行方不明。この武器がモーニングスターになったのはリチャードのメイン武器がモーニングスターだったためで、たとえばテルビーチェを選んでいれば、この武器も本当にテルビーチェになっていた。
※3:このブレイはファイター技能を持つため通常よりかなり強く、《渾身の一打強化》を持っていたためダメージは9D8+24もあった。まどろみからのとどめの一撃はマスターの予定通り。というか、まどろみが決まらないと酷い有様になっていた可能性も。ちなみにカルペンスは初弾からジャムって戦力外。早々からダイス目の悪さを発揮する。
※4:このウォーグはモンクのクラスがついており、噛み付き+足払いを連打してくるという代物だったが、命中が低いので前衛には出目が20でないと当たらない状況に。もともと前衛に当てる気はあまりなく、小屋の戸板を破って中に入って術者を狙うつもりだった。なお、このワーグが修得していた《野性的な戦闘訓練》を使うと、本来1ラウンド1回しか攻撃できない肉体武器を持っていても複数回攻撃ができるようになる。毒や能力値ダメージなどでも連打できるので、この特技は使い方によっては危険(もちろん使うのはマスターだけだが)。

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