2012年9月11日火曜日

パスファインダーショートキャンペーン -パルメシア騒乱 第1章 その2-


 古い研究施設は建物の一部が黒焦げで崩れ落ちており、そこから中にも入れる扉はあったが、PCたちは一応正面の扉から中に入ろうとする。扉の前に来ると上空から羽音がして建物の上にリフトドレイクが乗っかる。リフトドレイクはこの建物の中にいるゴブリンや人間を餌にしようと待ち伏せしていたところへPC達が来たので、ゴブリンたちの代わりに襲われてしまう。
 30ftの高さの建物の上にいるため、射撃のエキスパート、ガンスリンガーのカルペンスの見せ場なのだが、ここ一番で不発を続発(※1)。仕方なくメイガスのハイヤテが数少ない攻撃呪文で削り、粘着性腐食ガスを喰らって足止めされたウィッチのマルスを餌食にしようと降りてきたところをタコ殴りして一気に瀕死にするも、あとhp1点のところでまたもカルペンスのマスケットがジャムる。危険を悟って逃げようとしたリフトドレイクにリチャード&アルタックスが機会攻撃を仕掛けるも当たらずに逃げ切られてしまう。もっとも、目標とする敵ではないので深追いせず見逃す。

 入り口の罠を解除して建物の中に入ると、明らかにゴブリンたちが待ち伏せしているのがわかる。忍者のユーカは不自然な状況から透明になった敵がさらにいることにも気がつくものの(※2)、十分な対策を講じることができずそのまま戦闘に突入。十字路の中央横に前衛のゴブリンファイターが3匹、十字路の3方後方に透明になったゴブリンガンスリンガーが5匹いた。ゴブリン前衛がセスタス二刀流(ゲーム中はカトラスと言っていたが、セスタスの間違い)にチェインシャツだったのでPC達はローグと判断したが、実は喧嘩屋のファイターだったので思った以上にタフで手こずる(※3)。また、ガンスリンガーは全員カルペンスと同じマスケットの達人で、ヒューマンベインの弾を共同購入していたため、エルフのハイヤテ以外は少しでも被弾するとかなり痛い状況だった。
 前衛を全員で倒した後、正面後方にいた2匹のガンスリンガーをリチャード&アルタックスが押さえ込み、マルスのまどろみで封じたものの、左右に透明のまま待ち構えていた3匹に対抗する有効な手段が無く、ハイヤテとユーカがミラーイメージと分身の術で分身して乗り込むことに。しかし、ハイヤテ側にいた2匹×3連射が全く不発せず、分身を残したまま本体に被弾、しかもマスターの出目が走ったのでハイヤテは蜂の巣になって死亡。エルフなのでヒューマンベインの弾は飛んでこなかったが、直前に前衛ゴブリンの攻撃を受けていたのを回復できなかった(※4)のが致命的となった。
 パーティの戦意は喪失しかけるものの、なんとか前面にいたゴブリンガンスリンガーを封じたリチャードがハイヤテ側に駆けつけ、マルスのまどろみで各個撃破して辛くも勝利。しかし、探索継続を断念し帰還することに。高品質のマスケットや魔法の鎧を回収・売却してハイヤテの蘇生費用に当てる。

 このパーティのいくつもの欠点を露にした2連戦となった。

※1:前の戦闘でも不発を繰り返していたが、カルペンスのマスケットはディスタンスがついてる代わりにリライアブルがないので、ペーパーカートリッジで連射すると1-3で不発する。もっとも、ほとんど1か2で不発しているのでリライアブルがあろうがなかろうが関係なかったりして。確率的に1戦闘1回くらいジャムるのは仕方が無いが、カルペンスは明らかにそれ以上ジャムっている。
※2:明らかにマスターのミスだが、インビジビリティポーションを飲んだ後、その空瓶をその場に落としてしまったので透明であることを易々と見破られてしまった(苦笑)。
※3:クラス持ちの人型の敵の場合、敵の能力や強さは装備など外見でしか判断しようが無い。PFをはじめとするD&D系のゲームは初手の判断ミスが致命的になりかねないので、外見でPL達を騙すというのはかなり有効な作戦だったりする。もっとも、今回は騙すつもりではなかったが、PL達が勝手に勘違いした。
※4:ハイヤテがミラーイメージを先にかけていたため、キュア呪文でマルスが負傷したハイヤテに接触することができなかった。

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