2012年9月13日木曜日

パスファインダーショートキャンペーン -パルメシア騒乱 第1章 その3-


 ハイヤテを蘇生させ準備を整え、再び研究施設へ。ハイヤテが死亡したためPLが動揺してゴブリンから情報を聞き出すことをすっかり忘れていたが気にせず突入。実プレイ時間的に余裕が無かったので、マスターもすこしシナリオを端折る(※1)。ゴブリンのいたエリアを抜け、カルペンスが楽々と罠を解除し奥へ。武器庫で魔法の銃器を入手する(※2)。その後、隠し扉から地下へ。

 地下には破壊された魔法陣の部屋があり、その奥は牢屋がずらりと並んでいるが、その牢のなかには奇怪な魔物たちが閉じ込められていた。おそらくこれらも実験材料にされたヒトの成れの果てであろう。通路の角を曲がると、正面の部屋に良く知った顔が。
 騎士団長の息子リューンと謎のローブ姿の女性、そしてリューンがいつも連れ歩いている騎士団員の端くれ達である。リューンはこの秘薬の完成品を早速ためしてやろうと瓶の中の液体を飲むとアンダーワールドインペリアルドラゴン(※3)に変化する。彼は変化後もラネイや忍びの里の者が変えられていたのとは違い、リューンとしての意識を保っていた。
 騎士団員の端くれはウォリアーだったので、ハイヤテの血反吐を吐きながら害のなすうねり(※4)によって《呪文威力最大化》したファイアボールで即座に半壊。リューンの隣にいたソーサラーは呪文を使ったら撃つという待機アクションで構えたカルペンスの銃弾で呪文を妨害され、マルスのアイスストームでギリギリ気絶する(※5)。
 アンダーワールドインペリアルドラゴンも炎のラインブレスで応戦するが、身かわしが上手く機能し思ったほど脅威を与えられない。ハイヤテはブラックブレードの能力で冷気属性にしたファカルタの攻撃がクリティカルし、カルペンスのマスケットがようやく不発せずに全弾命中。マルスのイルオーメンとリチャードの硬さ、ハイヤテのミラーイメージに阻まれてドラゴン乱舞も全く決まらず終了。ドラゴンは死亡と同時にリューンの姿に戻り、死体も灰にならずそのまま残った。気絶したソーサラーを起こして尋問すると、「賽は投げられた。もはやお前たちに還る場所はない。」と告げられる。

 不安を感じてすぐさま帰還するが時既に遅し。王城は魔物の襲撃とクーデターにより炎上。バドラス王は騎士団の一部の裏切りに会い殺害され、シャーナ姫は誘拐される。パラディンである騎士団長ウルフィは魔物との交戦中に生死不明に。政務官であるリチャードのおじのナロンはこの混乱の中失踪していた。

 パルメシア騒乱は今始まったばかりである。

※1:当初の予定より遭遇1回は少なくなっている。リアルに他の予定が入っていたので仕方ない。
※2:とりあえず武器庫があるから、各PL1回ずつランダムで魔法の武器を1個ずつ振ってそれがあることにしていいよと言ったら、カルペンスのPL以外は基本価格が一番高いカルヴァリン(基本価格4000gp)を選ぶ。ちなみにカルペンスのPLはマスケットを選んだが、ちゃっかりここだけ出目がよく実用性のあるマスケットを入手する。キャンペーンの都合上、促成栽培でレベルが上がり、それ相応の財宝を与えないとバランスが取れないため、結構大盤振る舞いしている。
※3:Bes3に掲載の東洋系のドラゴン。PC達は知識判定に失敗したので炎を吐くドラゴンという見た目しか判らなかった。
※4:UMに載っている呪文書の害の書の準備儀式能力だが、価格に比べてバックファイアがあるもののやたら強い。
※5:このアイスストームはドラゴンも効果範囲に入っていたが、1を振って呪文抵抗を突破できなかった。折角弱点である[冷気]ダメージがあるのに。


 というわけで、キャンペーン第1回は終了です。
 いやぁ、早速死者を出してしまいましたねぇ。殺すつもりは無かったのですが、出目が走りすぎました。マスター側が大量に銃使いを出すと、なかなか危険です。
 基本的にファイターやバーバリアンのような安定したダメージディラーがいないために中程度の強さの敵を低リソースで瞬殺できなかった事と、前に立つことのある2人が分身をするにもかかわらず、回復が接触しかないというのがこのパーティの課題かもしれません。
 対透明とか対空とか対射撃などの対策不足はある程度仕方が無いですね。一度酷い目にあわないと気がつかないものです。まだまだ沢山今回は使わなかった戦闘パターンがあるので、それは次回以降ってことで。
 と言っても3回で終了のキャンペーンなんですよね。一番の問題はシナリオの伏線を回収し切れるのか…

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