地元も老人クラブが解散して結構経ちますが、結果的に社会との接点を失ってしまった老人の方も沢山生まれてしまっているようで、老人クラブがあった時代は運営などをする雑用が大変だと愚痴を言っていたり、行事に出ていかなければいけない事が面倒がられたものの、いざ無くなってしまうと受動的な人は全く社会とのつながりを失ってしまっているのが現実です。
もしかしたら現代社会は、自分から積極的に動く事が出来て声の大きいマイノリティの幸福を守るために、社会全体から見ればマジョリティだが声を出さない受動的な人達の幸福を奪ってしまったのかもしれないのではなか、という事が考えられます。これは例えばお見合い結婚や会社での飲み会が無くなったことによるの社会の変化でも同じような事が言えるような気がします。
今まで能動的に動かなくても社会システムが機会を与えてくれる事によって幸せを獲得できた人たちは、社会の変化によっていつの間にか自分達の幸せを奪われたことに気が付かないままずるずると今に至っているのではないかと思うのです。
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