2023年8月8日火曜日

画像生成AIの話

  久しぶりにこの話。

 道具としては生成AI自体には使っても問題ない道具だと思いますが、現状問題なのは生成AIの学習元となる画像の著作権や肖像権でしょう。

 仮に現在のネット上の画像データから学習させる形の生成AIを商用的に用いる事が出来るとするなら、次のような対処法ならどうでしょう。

①生成された画像の著作権は作成した者が得るが、同時にトラブルがあった場合は全面的に責任を負う。(例え元の画像を知らなかったとしても著作権や肖像権違反になり得る。)


②生成された画像にどの生成AIを使用して作ったかを添付した場合、著作権は失うが訴えられた場合でもその画像を取り下げる事で損害賠償を免れる事が出来る。表示しなかった場合は、①の場合と同じ処理。


②の場合、結局のところ生成AIでつくられた画像はフリー素材みたいなものになるので、商業的にはあまり使い物にならないかもしれません。個人で楽しむ範囲(せいぜい同人誌レベル)であれば問題はないので、こういった処理が現実的なのかなと思います。訴訟リスクを考慮すると商用的に画像生成AIを利用するためには、著作権的に問題の無い素材を集積した各社独自の生成AIを利用するしかないかなとは思います。

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