2020年11月7日土曜日

斥候の問題 その2

  怪物側の調整で斥候と戦士&武道家を差別化する方法の一つとしては脱出判定が考えられます。ただ、脱出判定を使うのは拘束攻撃くらいしかないので、この判定を他の方法にも応用してみます。

 今回のアイデアでは怪物が攻撃をした際に追加効果を発生させる能力を加えます。この怪物の攻撃の追加効果に対抗する判定を戦技抵抗判定とします。戦技抵抗判定は体力反射+戦士または武道家レベル+【荷重行動】による判定で行います。

 基本的に怪物の行動が命中した(及び盾受けを行った)時に発生する追加効果に対して、怪物の命中の判定値(達成値)に対して戦技抵抗判定で対抗します。戦技抵抗判定を行う判定には例えば以下のような効果です。これらの怪物の能力は通常攻撃の追加効果として発生します。

「武器落とし」/手に持っている武器を落とします。落とした場合の効果は痛打に準じます。

「武器破壊」/手に持っている武器を破壊します。破壊された武器は修理するまで使用する事が出来なくなります。

「打ち倒し」/抵抗に失敗した目標を転倒させます。飛行している場合は痛打の効果に準して叩き落します。

「吹き飛ばし」/抵抗に失敗した目標を10m後退させます。吹き飛ばされたものは再び戦技抵抗判定を行い、失敗すると転倒します。

「引き寄せ」/抵抗に失敗したものを怪物の5m以内に引き寄せます。この能力は5m以上離れている者に対して攻撃が可能な場合に発生します。

「追い打ち」/抵抗に失敗したものはバランスを崩して隙が生じ、追加でもう一度ダメージを受けてしまいます。

「怯み」/抵抗に失敗したものは衝撃で仰け反ってしまいます。次のラウンドの先制力の判定に-8のペナルティを受けます。この時、先制力判定が0未満になってしまった場合は移動と積極的な行動を行う事ができません。このラウンドにまだ行動が残っていた場合、その行動は問題なく行う事ができます。

 武器落としや武器破壊の場合は受け流しを行った場合にも発生します(受け流しに成功しても発生します)。武器落とし/武器破壊の対象は受け流しに使用したすべての武器・盾が対象となります。盾受けを行った場合は盾が対象となります。

岩喰いの「噛み砕く」の能力も1d6のランダムではなくこの判定で表現しても良いと思います。


 このような判定は普通なら体力抵抗で判定する所ですが、あえて戦士や武道家レベルで判定させるという方法です。専業の戦士や武道家なら冒険者レベルより高いのですから体力抵抗判定より有利になり、斥候だけが不利になります。

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